主要死亡別にみた死亡率の年次推移によると、死亡率が圧倒的に高いのが「悪性新生物(癌(がん))」です。
これは、多くの人が三大疾病や癌(がん)で命を落としているという証です。
しかし、癌(がん)が発症する要因は、3割が先天的要因で7割が後天的要因といわれており、努力次第で予防できるとされています。
今回は、プラセンタ特別講演会で紹介された「癌(がん)のセルフチェックシート」をご紹介します。
ぜひご自身の健康管理にお役立ていただければと思います。
目次
遺伝子のせいにするのではなく、規則正しい生活を!
癌(がん)が好む環境は生活習慣病にあります。
例えば、低体温、低酸素、高血糖、高脂肪、高Na(塩分の過剰摂取)、酸性、酸化、老廃物、血液がドロドロ、不潔などが挙げられます。
怠惰な生活を送ると、悪い遺伝子の影響が発現してしまうため、癌(がん)を抑制するような遺伝子を活性化させる必要があります。
遺伝子は努力次第で活性化させることができることを念頭に置き、遺伝子のせいにするのではなく、自分で規則正しい生活を心がけましょう。
癌(がん)に関するセルフチェックシート
今回は、癌(がん)に関するセルフチェック表を用意しました。
癌(がん)の中でも、脳腫瘍、肺癌(がん)、咽頭癌(がん)、食道癌(がん)、胃癌(がん)、大腸癌(がん)、膀胱癌(がん)、肝臓・胆嚢・膵臓癌(がん)、白血病、性別癌(がん)(子宮癌(がん)・乳癌(がん)・前立腺癌(がん))のカテゴリーをチェックしていきます。
それぞれの項目に「はい・いいえ」で回答し、自分がどの癌(がん)に注意するべきかを考えるきっかけにしてもらえればと思います。
脳腫瘍
Q1.起床時などに強くなる慢性的な頭痛がある。あるいは頭痛とともに吐き気をもよおしたり、嘔吐してしまったりすることがある。
Q2.視力が低下し、視野が狭くなった。あるいは目の動きがおかしい。
Q3.耳鳴りがする。または難聴である。
Q4.顔面が歪み、麻痺や言葉が出にくくなる症状がある。
Q5.水分を欲しがり、多尿になったり痙攣が起こったりすることがある。
肺癌(がん)
Q1.長年、煙草を吸っている。
Q2.風邪などの病気ではないのに、咳や淡が1カ月以上続いている。また、タンに血が混ざっている。
Q3.息切れや胸の痛みがある。
Q4.病気ではないのに、ダイエットすることなく体重が減っている。
Q5.熱っぽい、貧血気味、疲労感といった症状が続いている。手の指が反り返っている。(バチ指)
咽頭癌(がん)
Q1.風邪や声の使い過ぎがないにもかかわらず、声がしわがれてきた。
Q2.喉に違和感がある。
Q3.風邪などの病気ではないのに、咳やタンが出る。また、血がタンに混ざっている。
Q4.呼吸が苦しい。息が臭い。
Q5.首の付け根のリンパ節が腫れている。
食道癌(がん)
Q1.食べ物や飲み物が飲み込みにくい。物がつかえる感じがする。
Q2.喉に異物があるような感じがする。酸っぱい物や辛い物を食べると喉がしみる。
Q3.固形物を飲み込めない状態である。以前より声が枯れたような感じがする。
Q4.胸や背中に痛みがある。吐き気がしたり吐いたりする。
Q5.手で触れられるようなグリグリとしたしこりが首の付け根にある。体重が減っている。
胃癌(がん)
Q1. みぞおちの辺りに痛みがある 胃が張ったように感じる。
Q2. 胸やけや胃もたれ、吐き気がある。下痢や便秘がよく起こる。
Q3. 全身がだるい。食欲がなく体重が減少した。
Q4. 貧血があり、タール便(真っ黒な便)が出る。
Q5. 腹部にしこりがある顔や手などが黄色くなっている。(黄疸)
大腸癌(がん)
Q1.便に血が混ざっていたり、排便の際に血の塊が出たりする。また、以前よりも便が細くなった。
Q2.やや黒ずんだ血便が出る。粘液が混ざっている。
Q3.下痢や便秘が繰り返し起こる。また、このような便通異常が一時的になくなることがある。
Q4.腹が張って便やガスが出にくい。激しい腹痛や吐き気がある。
Q5.排尿が上手くできなかったり、血尿、尿失禁が起きたりする。黄疸が出ている。
膀胱癌(がん)
Q1.排尿の際、痛みはないが尿に血液が混じる。
Q2.尿検査で尿潜血が陽性だった。
Q3.尿が出にくい。
Q4.尿が近くなっている(頻尿)、排尿のときに痛みがある。
Q5.抗生物質を飲んでも膀胱炎が治らず、膀胱炎症状が繰り返し起きる。
肝臓・胆嚢・膵臓癌(がん)
Q1.食欲がなく、全身がだるい。微熱が続いている。
Q2.腹に膨満感があり、便秘や下痢になりやすい。
Q3.黄疸があり、体にかゆみがある。あるいは、体重減少、白色便、腹痛などがある。
Q4.むくみがあったり皮下出血がみられたりする。こむら返りがある。
Q5.肝炎ウイルスに感染したことがある。
白血病
Q1.だるい、疲れやすい、食欲がないという状況が長く続いている。
Q2.息切れや動悸がある。
Q3.歯茎が傷ついたり、重症な歯槽膿漏になったりしていないにもかかわらず、歯茎から出血がある。皮膚や眼底からの出血がある。
Q4.皮膚に赤い斑点がある。首の付け根や、耳や脇の下などにあるリンパ節が腫れている。喉に腫れや潰瘍がある。
Q5.高熱が出て寒気がする。または貧血である。
性別癌(がん)
●【女性】子宮癌(がん)・乳癌(がん)
Q1.生理のとき以外にも不正出血がある。尿に血液が混じったり、尿が出にくくなったりする。
Q2.悪臭を伴うおりものがある。おりものが増えた。匂いが強くなった。
Q3.腹痛がある。血便や下腹部の痛みがある。
Q4.乳房に違和感(くぼみ、しこり、ひきつり、むくみ、チクチクとした痛み、血液混じりの分泌液、皮膚が赤く腫れる、毛穴が目立つなど)がある。
Q5.脇の下や鎖骨上のリンパ節に違和感(しこり、むくみ、しびれ)がある。
●【男性】前立腺癌(がん)
Q1.尿が近くなり、夜間にトイレで起きることが増えた。
Q2.排尿しようとしても尿が出にくい。尿が細く勢いがないため、排尿に時間がかかる。
Q3.排尿のときに痛みがある。尿が何回も途切れたり、出なくなったりする。残尿感がある。
Q4.ビールやお酒を飲んだ後に、尿が出なくなったことがある。
Q5.歯が痛くなったり、足がむくんだりする。高熱や寒気、震えがある。
<セルフチェック結果>
上記のチェック項目だけで、癌(がん)の診断ができるわけではありませんが、こういったチェックシートを活用することで、癌(がん)に対する意識を高めることができると考えております。結果を踏まえて、今後の生活習慣の見直しにお役立てください。
●1~10の項目において
・5個のうち2個以上が該当した場合、その臓器について注意が必要です。
また、肝臓や膵臓は癌(がん)を見つけにくい箇所なので、特に注意が必要でしょう。
※これは予防医学の意識向上のために行っている啓蒙活動です。診断などではございませんので、予めご了承ください。
(ライター:南條祐弥)
プラセンタとがんの関係について研究が進んでいます
美容業界で名前を聞くことの多い「プラセンタ」ですが、実は医療業界からも注目が集まっています。
新しい時代の医療の分野で、今後プラセンタの活躍が期待されています。
薬以外の選択肢を知ることで、自分らしい治療の実現に役立つ可能性があります。
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