他人事ではない! 薬害被害の実例から予防医学を考える

薬害被害

薬は、自然治癒力で治しきれないところの症状を和らげるために活用されており、実際に薬の恩恵を受けている人もたくさんいらっしゃいます。
しかし、その裏腹に副作用があるということを忘れてはいけません。
効果と副作用のバランスを理解した上で活用する必要があるのです。

今回は、プラセンタ特別講演会で取り上げられた「薬害被害」についてお伝えいたします。

薬を服用する前に、効果と副作用を把握することが大切

効果と副作用

過去に、薬害被害が問題になったことが多々あります。どれも薬の良いところだけが周知されてしまい、被害者が多く出るに至ったといえます。

医薬品は人類を救ってきた大切なものですが、簡単に使うのではなく、どうしても修復不可能な病気のときだけに、副作用があると理解して飲むべきものといえるでしょう。

過去の薬害被害

●オプジーボ ~治験段階において重症筋無力症で亡くなった人も~

チェックポイント阻害剤(PD1)の発見を受けて、異例のスピードで承認された薬があります。
それが抗がん剤である「オプジーポ」です。

この薬が承認されているのはメラノーマ(ほくろのがん)のみですが、副作用の少ない薬であることから、新しいがんの治療として期待されていました。
ただし、オプジーポを使うには高額な費用がかかります。
その金額は、平均約1500万円。治療には多額のお金が必要なのです。

さらに、治験段階でさまざまなケースを試したところ、重症筋無力症で亡くなった人が現れるという結果が出ました。
副作用が少ないとされていた薬がこのような結果に至ったことで、医療業界に激震が走りました。

この結果を踏まえ、適切な設備などが整っていない病院でのオプジーポの使用を禁止するなどの条件を設けられました。

しかし、その一方で医師たちは別の場所から買い付けて自由診療として患者に処方している現実があります。
オプジーポで助かった人がいるのも事実ですが、メラノーマにだけに認められている薬という知識の周知が遅れていることは否めないでしょう。

●降圧剤 ~脳に悪い影響を与える可能性あり!?~

和田秀樹先生は著書の中で、血圧を下げる薬である「降圧剤」のダメージについて指摘しています。
現在の医療では、血圧が正常の数値より高い人に対して、降圧剤を処方するのが当たり前になっていますが、降圧剤の服用には危険があるといいます。


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実は、降圧剤は脳に悪い影響をもたらすとされているのです。降圧剤を服用すると、脳に血液が流れなくなり、早くボケてしまう恐れがあるとされています。
血圧を下げるために薬の服用を重ねることで、薬の量が増えたり、より強い薬を服用するようになったりするとその危険性は一層高まるといわれています。

さらに、高齢者の場合は、白内障や緑内障などの眼の病気にまで発展するケースがあります。医師のヒアリングによると、白内障や緑内障を患っている人の多くが降圧剤を使用していることが明らかになったのです。

脳や眼には血流不足によって引き起こされる病気がたくさんあります。
こういった薬によるダメージを避けるためには、可能な限り薬に頼らない生活を心がけることが大切なのです。

薬ではなく、予防機能素材という選択

予防機能素材

健康食品やサプリメントは、体の中で不足している栄養素を補うものとされており、医薬品は、病気と診断されてから投与が始まるものです。

一方、団博士が研究を進めている「予防機能素材」は病気になる前に活躍が期待できるものとして注目されています。

健康な状態と、病気の状態の間にある未病という状態で、病院にかかるほどでもないけれど、調子が悪いという場合にも活用できます。
未病を放って置くといずれは病気になってしまうため、未病の状態で取り入れれば、後々病気が発症したとしても病気を軽減してくれると注目されています。

つまり、医薬品は病気になってから投与されるもので、予防機能素材は病気になっていない状態から予防として活用できるものなのです。

日本人の人口は、世界の人口の2%に過ぎませんが、世界の薬の約40%を日本人が使っているというデータがあります。
このことから、日本人は世界で一番薬が好きといわれることもあるそうです。
しかし、薬をよく使用する日本人の中には、薬を服用することの危険性を知らない人がたくさんいます。

病気になってしまった場合は、ひとりの医師の診断だけで判断するのではなく、セカンドオピニオンなどを活用して別の医師の診断を聞くなどして、自分で「知る」という努力が必要でしょう。

最大の防御となるのは治療ではなく予防といわれている時代です。
薬を服用するか服用しないかという難しい選択を迫られる事態を回避するためにも、病気が発症してから処置をするのではなく、病気を未然に防ぐことが薬害被害に遭わないためには大切なのです。

(ライター:南條祐弥)

プラセンタ講演会

一般社団法人 国際抗加齢免疫医学学会
理事長 団 克昭博士
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