これって味覚障害!?砂糖が甘くない。ラーメンが塩辛くない。

味覚麻痺

「あれ、これ全然味がしなくない?」
「え〜。十分甘いけど」
「うそ〜。湯葉みたいな、粘土みたいな、そんな感じ」

家族とのこんなささいなやり取りが、自分の味覚がおかしくなってきていることに気がついたきっかけです。

私はお菓子、料理を作るのが好きです。
母が喜んでくれるのでよく作るのですが、、お菓子を手づくりしていると、やはり砂糖の量を少し控えめにしたりします。

この日作ったのは、メープルシロップのチョコレートケーキ。
砂糖も白砂糖ではなく、てんさい糖やメープルシロップを使うようにしています。
油分も、バターやマーガリンではなく、グレープシードオイルを使います。

この日自分の作ったケーキを食べた私は、「あれ、失敗したかな」と思いました。

全然甘く感じなかったからです。
いや、甘さどころか、味をほとんど感じませんでした。

私の普段の生活

オーガニック私は基本的に、かなり薄味で味覚が繊細な人間です。
外食は塩辛く感じるし、市販のお菓子は人工的な甘さがきついし、何より添加物の入ったものは苦く感じます。

体に悪いものを摂ると、アトピーも出ます。(以下記事参照)

だから、私が味を感じないというのは、ほとんどありえないのです。(味覚過敏ということはあるにしても)

素材の味をそのまま楽しむのが好きなんです。

でも、近ごろ好き嫌いがなくなって、味付けも比較的家族と同じようなものを食べられるようになりました。
自分の中では、それは「成長」だったんです。

考えられる原因

味がしないというのはあまり愉快なものではないので、原因を調べてみました。
すると、以下のような原因が出てきました。

  1. 加齢
  2. 無理なダイエットによる亜鉛不足
  3. コンビニ弁当など、添加物たっぷりの食品
  4. 辛い食事、味の濃いものの食べ過ぎ
  5. 歯磨き時に毎回舌を磨いている
  6. 心因性のもの

加齢

加齢人は生きている限り老いていきます。
それは人間である限り抗えない法則です。

でも、加齢による味覚障害は、55歳以上の場合が多いそうです。
私、26歳……

無理なダイエットによる亜鉛不足

ダイエットダイエットはしていませんし(する必要がある、というのはまた別の問題)、以前血液検査を受けたときも、亜鉛の数値は問題ありませんでした。

ファストフード、コンビニ弁当など、添加物たっぷりの食品

コンビニ食品は、好きではないです。
添加物も、基本的には好みません。

でも、私がすすんで添加物食品を食べてしまうときがあります。
生理前です。
以前の記事でも書きましたが(月経前症候群(PMS)を抱えた私がしていること)、私は生理前二週間くらい、心身ともにかなり不調になります。
よくよく考えれば、一ヶ月のうち3週間くらいは、どこかしら重だるい感じ、精神的不安定のもと暮らしています。

添加物食品そして、この「生理前」の期間が訪れると、味の濃いもの、脂っこいもの、甘いもの、精製食品(パン、白砂糖など)がむしょうに食べたくなります。

その結果、手も荒れるし、体もむくむし、全身が重だるくてなにもしたくなくなります。
ひどい悪循環に襲われます。

辛い食事、味の濃いものの食べ過ぎ

これも、上記の理由と同じです。
自分でもまったくセーブできなくなります。
大げさではなく、毎月死にたくなります。

歯磨き時に毎回舌を磨いている

舌磨きこれにはびっくりしました。
だって、舌苔がついていてはいけないと思い込んで、毎回ごしごし舌を磨いていたんですから。

過ぎたるはなお及ばざるがごとし。
完璧主義の私には、その「ちょうどいいライン」が難しいです。

心因性のもの

うつの味覚障害「うつになると食べ物の味がしなくなる」とは聞きますが、もしかしたら私もそうなのかもしれません。
とはいえ、私の「心因性」は、やはりどうも生理の周期と関係している気がします。

人は、自分が思う以上にホルモンバランスの影響を受けて生きているんですね。

どうすればいいのか……

プラセンタサプリメント味覚異常の7割は亜鉛不足が原因で、食生活の改善やサプリメントの摂取で改善する場合が多いそうです。
また、プラセンタサプリメントが味覚障害を改善したという経験談もあるそうです。

いくら生理前の症状とは言え、「まあ、仕方ない」のひと言で片付けられるものではありません。
毎月過食になり、味覚異常まで起こしていては、日常生活に支障をきたします。

こういうときは、規則正しい生活や、バランスの取れた食事、適度な運動なんてくそくらえだ! という気持ちになってしまいます。
その乱れた生活がさらなる不調を呼んでいること、頭ではわかっているんですけれどね。

サプリメントにも頼りつつ、自分の体のことを考えてケアしていきたいと思います。(何回目の決意だ)

(ライター:陽月深尋)

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