「西洋医学+漢方」で、患者に負担の少ない医療が進んできた

漢方

「漢方薬」という言葉を聞くと、どんなイメージを持つでしょうか。

「なんだか体に良さそう」
「苦そう」
「昔、科学が発達する前に使われていた薬」
など、人によって様々な印象を抱くと思います。

普段私たちが不調を感じ、病院で治療を受ける際、漢方を目にすることはあまりありません。

これは、現代社会の医学が西洋医学をベースにしているからなのです。

東洋医学vs西洋医学

東洋医学vs西洋医学

東洋医学と西洋医学は、よく比較されます。
日本をはじめとした多くの先進国では、西洋医学に重きをおいた医療が中心となっています。

東洋医学

東洋医学は、心身全体の調和をとても大切にします。
患者の体質、自覚症状などから、経験的に治療を施していきます。

この際、患者自身の「自己治癒力」を引き出すことがポイントになります。
処方される漢方などの薬も、天然由来の成分を使ったものが多く、自分のからだが本来の働きを取り戻すサポートをしてくれます。

しかし、効き目がゆるやかであるという面もあります。
私も以前漢方を処方してもらったことがありますが、「三ヶ月くらい飲み続けたら、効果が出るよ」と先生はおっしゃっていました。

西洋医学

西洋医学では、科学の原理に基づき、「論理的」「直接的」に患部に対処します。
人体のメカニズムを目に見える形で調べ、悪い箇所を撃退する形で治療が行われます。

「疾患箇所の治癒」という側面から見れば、東洋医学に比べて即効性があるのも特徴です。
その際、体にメスを入れたり、石油系の薬を処方するため、患者に負担がかかったり副作用がでたりします。

近年、東洋医学と西洋医学をうまく組み合わせることで、お互いのいいところを活かそうとする「統合医療」の考え方が広がってきました。

統合医療の考え方については、こちらもご覧ください。
最先端の統合医療とは? 対症療法だけでは不十分!

副作用軽減や高齢者医療に応用

漢方の効用

漢方は効くまでに時間がかかり、漢方の専門知識を持たない医師も多いため、医療の現場ではまだまだ西洋薬が主流であるという現実があります。

しかし最近、副作用の強い抗がん剤治療や高齢者医療の現場に漢方が取り入れられはじめています。
抗がん剤治療の副作用で体のだるさを訴える患者に漢方を処方することで症状を和らげたり、
複数の症状に対処するために大量の薬を服用している患者の薬を減らすことができる場合もあると期待が高まっています。

漢方は、患者の状態をよく見極めれば、一種類で複数の症状を和らげることもあります。

医療費抑制にも期待

漢方で医療費抑制

高齢社会に突入していく日本にとって、医療費の増大は避けがたい問題です。
そんな中で、漢方により薬を減らせたり、自己治癒力を引き出すことで退院までの日数を減らしたりできれば医療費抑制も期待できます。

また、病気になる前に、崩れた心身のバランスを漢方で調整することで、「未病」の状態で症状の改善を図ることもできます。

東洋か西洋か。
そんな戦いはやめて、お互いのいいところを生かし合う医療こそ、これからの医療と言えるのではないでしょうか。

(ライター:陽月深尋)

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