娘のアトピーが、健康に関心を持ったきっかけだった

健康

私は今でこそ、健康食品の通販や、医師と連携して健康情報をみなさんにお届けするような仕事をしていますが、昔は「健康」とは程遠い生活をしていました。

幸いにも丈夫なからだに生まれ、特に大きな病気をすることもなく育ちました。

そんな私の関心事といえば、ダイエット。
今まで数々のダイエットに挑戦し、失敗してきました。
食事はカロリーさえ気にしていればいいと、ごはんを抜いてケーキを食べたり、
ジムに通って、その後にビールを飲み、ビールのカロリー分食事を減らしたり。
とにかく、今の栄養学では考えられないようなことをしてきました。

アトピーを持った娘が生まれた

赤ちゃん
私が「健康」を意識するようになったのは、長女のアトピー性皮膚炎がきっかけでした。
水、食べ物、石鹸、衣類……
娘はからだに触れるもの、口に入るものあらゆるものに反応し、からだじゅうに発疹ができたり、あかぎれができました。
夜中に泣き叫ぶ娘を見て、どうして健康な自分から、こんなひどいアトピーを持った子が生まれたのだろうと思い、
妊娠中の食生活を振り返って自分を責めた時期もありました。

けれど、娘と接するうちにあることに気がついたのです。

添加物、農薬など悪いものだけに反応していた

パン
娘は、パンも卵も牛乳も受け付けませんでした。
それを当時の私は、小麦アレルギー、卵アレルギー、牛乳アレルギーだと思っていたのですが、
品質のいいものを食べさせてやると、その症状は出なかったのです。

パンは、スーパーで売っているものはダメだけれど、国産の小麦を使って家で作るものなら食べられた。
卵も、牛乳も、添加物の少ない、品質のいいものなら大丈夫だった。
肉や野菜も、見事なまでに高級スーパーのものなら食べられたのです。

娘は、単体の食品に対するアレルギーではなく、添加物や農薬に対して反応していたのです。

しかし、現代社会において添加物を完全に排除するのは難しく、必死で健康な食べ物を調べては取り寄せていました。
家族みんなで健康な食品を食べられるほどの経済的余裕はなく、他の子どもたちには一般的なスーパーの食品を食べさせていました。

ある日、スーパーで売っているパンを見て娘が言った言葉が今でも心に残っています。
「どうしてこの会社は、毒を売って捕まらないの?」

もちろん、私たちの大多数にとって、それはただちに健康を害するものではありません。
事実、私を含む娘以外の家族全員が、添加物たっぷりの食品に対して何の反応も出なかったからです。
それが、娘にとっては毒だったのです。

けれど、それは娘にとってだけ毒なのでしょうか?
私は、これだけ添加物や農薬が入った食品を当たり前のように口にして、それに気がつくことさえできない自分たちのからだのほうが、逆に怖くなりました。
娘は、現代社会において必要に迫られて生まれた人工物をはねつけるセンサーを、生まれながらにして持っていたのです。
痛い思いも、不便な思いもしたと思いますが、悪いものがからだに蓄積して将来的に大きな病気をするよりずっといいのではないでしょうか。

医者への不信感

不信
いくらからだに悪いものを避けているとはいえ、やはり完全に排除することはできませんでした。
小さい頃は、「他の子と違う」ということが本人は気に食わなかったらしく、添加物の入ったお菓子を口にしてはアトピーが出たりしていました。
医者を何軒もはしごし、薬に頼りました。

その中で、医者への不信感を募らせるきっかけになったできごとがあります。

痒くて夜も眠れない娘を連れてその医者を訪れた時、なんと彼は三歳の娘に睡眠薬を処方しようとしました。
他にも、馬鹿みたいに高い石鹸や、家族全員に高価な布団を勧めて来た医者もおり、なにもわからなかった私は「患者の足元を見ているなあ」と、ますます医者への不信感を募らせました。

医者に頼るばかりでは娘はよくならない。
そう思った私は、自分でしっかり勉強して、自分の信用できる治療を見つけなくてはならないと思いました。
そこから、私の健康的な生活への一歩が始まりました。

アトピー・アレルギー改善にプラセンタ

(私=田中三紀子、ライター:陽月深尋)

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