臨床試験と治験の違いは?

臨床試験

日本では、病気の予防・診断・治療方法の改善や病気の原因の解明、患者の生活の質の向上を目的とした「臨床研究」が行われています。

臨床研究とは、人を対象とした医学研究全般を指す言葉です。その研究の中で「臨床試験」を実施しており、臨床試験の種類のひとつに「治験」があります。

このことから、臨床試験と治験は別物というわけではなく、治験は臨床試験の一部といえます。とはいえ、これらは同じ意味の言葉ではありません。今回は、臨床試験と治験の言葉の定義や使い分けについてご紹介します。

A. 新しい医薬品を対象とし、保険承認を目的としたものが治験です

臨床試験

cd59b9bff38a8bebde2856ecc9a489a7_s「臨床試験」は、臨床研究の中で医薬品や治療法の効果や安全性を試すためのものです。臨床試験では、新しい医薬品や治療器具に限らず、すでに承認されている医薬品や治療器具も対象とします。

治験

一方、臨床試験のうち、新しい医薬品や治療器具を対象としている試験が治験です。

「治験」は、新しい医薬品や治療器具が国の承認を得て、診療で使えるようにすることを目的として行います。
新しい薬が開発されても、公的健康保険で承認されなければ、保険診療として使用できません。
診療で使用したり、薬局で販売したりするには、厚生労働省に承認、認可してもらうことが法律で義務づけられています。

つまり、臨床試験の中でも新薬の試験が治験であり、安全性や有効性を確かめて新薬の製造や販売の承認をしてもらうために実施するのです。承認申請に必要な試験には、厳しい規定や基準が設けられていますが、こういった臨床研究は医療の進歩には欠かせません。

プラセンタの臨床研究も進んでいます

遺伝子検査
最近では、認知症とプラセンタに関する臨床研究も始まりつつあります。
超少子高齢化が進めば、10年後には65歳以上(700万人)の5人に1人が認知症になるといわれている日本。
認知症にプラセンタがどのような影響を与えるのか、非常に興味深い研究になりそうです。研究結果は、わかり次第お知らせいたしますので、どうぞ楽しみにしていてください。

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