スマートフォンで「老眼」になる!? あなたは大丈夫?

スマートフォンの普及にともない、「スマホ老眼」で悩む人が増加しているといいます。

スマートフォンの登場で生活は便利になりましたが、過去のコラム『頭痛、肩こりの原因はストレートネックかも?』でも取り上げたことがあるように、健康面でのデメリットに注目が集まっているのが現状です。

今回は、プラセンタ特別講演会でも紹介された「スマホ老眼」についてお伝えいたします。

生活習慣の見直しが重要

スマホ老眼
人間が眼で物を見ることができるのは、光が反射して自分の眼に入ってきたものを映像として捉え、大脳が判断するという仕組みがあるからです。

近視や遠視と呼ばれる症状は、焦点が合わず物が見えにくくなる状態を指します。
人間の眼は、焦点を合わせるために、物を見るためのピントを調整しており、そのピントを調節しているのが「毛様体」です。

「スマホ老眼」は、ピント調節機能の低下が原因で起こります。
スマートフォンを近距離で見ている状態が続くと、その近距離にピントを合わせようとして筋肉が緊張した状態をキープすることになるため、筋肉が堅くなり調節機能が低下してしまうのです。

スマホの「光」にも要注意!

ブルーライト
通常、私たちは、光が反射したものを見ているのですが、スマートフォンの場合はスマートフォン自体が光を発していて、その光が直接私たちの眼に入ってきます。
その光も、眼にとっては大きな負担です。

さらに、スマートフォンのブルーライトは、眠気を誘うホルモンであるメラトニンの分泌を阻害して、体内時計を狂わせると考えられています。

そのため、夜にスマートフォンを操作していると、睡眠をとるべき時間にメラトニンが分泌されず、目覚めるべき朝の時間にメラトニンが遅れて分泌されてしまうという現象が起こります。

その結果、寝起きが悪かったり、体調不良になったりするのです。
夜中のスマートフォンの扱いには注意をしなければなりません。

眼に優しい生活を心がけましょう

目に優しい
眼に良い食べ物には、ビタミン系、魚の不飽和脂肪酸があります。
また、明暗順応や動体視力に良いものは、ロドプシン、レチナールなどです。

眼に良い運動として、遠景&ペン注視トレーニング、眼球トレーニング、ジグザグポスター、ぐるぐるポスターなどがあるので、これらを上手に活用して眼の健康を意識することが大切になるでしょう。

(ライター:南條祐弥)

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