長寿ホルモン・アディポネクチンを高める食生活のポイント

最近、あらゆる病気が長寿ホルモンである「アディポネクチン」で繋がっていることがわかってきています。100歳以上の長寿者は一般的な人に比べて2倍程度もアディポネクチンの数値が高いというデータがあるくらいです。今回は、プラセンタ特別講演会で紹介された「アディポネクチンを高める食生活」についてお伝えします。

喫煙者はアディポネクチンの数値が低い傾向

一般的な人間のアディポネクチンの数値は、2~20μg/mL(マイクログラム・パー・ミリリットル)で、平均的には男性が6μg/mL、女性が9μg/mL程度と考えられています。しかし、100歳以上の方は男女ともに2倍ほど数値が高いという結果がでています。(このデータは、団博士が研究していた当時の数値であるため、現在の最新の数値とは異なる可能性があります。)

その一方で、若い喫煙者は数値が低いというデータもあります。アディポネクチンの値が低い人には、体重が重い、腹囲が太い、体脂肪率が高いなどの傾向があるほか、善玉コレステロールが少なく、免疫系の力が弱いということもわかっています。

アディポネクチンを高める食材

機能性食品という観点で考えたとき、アディポネクチンを高める食材があります。それは、豆類や野菜、海藻、青魚、マグネシウム(豆類など)です。アディポネクチンを高めたいと思う方は積極的にこれらの食材を取り入れてみてはいかがでしょうか?

また、アディポネクチンに似た働きをする物質「オスモチン」にも注目が集まっています。オスモチンは、トマト、リンゴ、キウイ、ブドウ、ピーマンに含まれます。食生活を工夫すれば、アディポネクチンを増やせるといえるでしょう。

プラセンタでアディポネクチンを効率よくつくろう

さきほど挙げた食品のほか、プラセンタにもアディポネクチンを効率よく作らせる働きがあります。マウスの実験で、アディポネクチンの数値を測定したところ、その効果が実証されたのです。この点でプラセンタが長寿に効果があるとわかります。

アディポネクチンは、健康長寿を目指すための大切な要素です。アディポネクチンの値は、食生活を工夫するだけで改善することができます。特に、喫煙者の方は値が低い傾向にあるため、食生活を見直してみてはいかがでしょうか?

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