マーガリンに含まれる「トランス脂肪酸」が認知症の原因ってほんと?

トランス脂肪酸

「トランス脂肪酸」という言葉をご存じでしょうか?

マーガリンなどに含まれている不飽和脂肪酸で、一定量を摂取するとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させて、心臓疾患のリスクを高めるとされています。

さらに、現在治療薬がないといわれている認知症の原因のひとつとも考えられており、トランス脂肪酸は非常に注目されています。今回は、トランス脂肪酸と認知症についてお伝えします。

トランス脂肪酸は、脳の機能に悪影響を与えるとされています。

トランス脂肪酸廃止
アメリカでは既にトランス脂肪酸使用の完全廃止に向けて、マクドナルドやケンタッキーなどのメーカーがトランス脂肪酸の使用を中止しています。
そのほか、トランス脂肪酸の表示義務などの規制を厳しくしている国もあります。

トランス脂肪酸は、身体に悪い影響をもたらします。

たとえば、活性酸素をたくさん作ったり、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させて血管の壁を劣化させたりします。
細胞膜に悪影響を与えることも指摘されており、60億個もの細胞からなる人間の体に入り込むと、それらの細胞の細胞膜に入り込むことになるので、細胞膜の構造や働きが上手くいかなくなるといわれています。

心筋梗塞等の心臓の疾患、糖尿病、ガンを誘発すると懸念されているだけでなく、脳にも有害であることがわかっており、認知症の原因になるといわれています。

トランス脂肪酸は、脳の伝達神経機能を変形させてしまいます。
そして、そのような状態が長期間続いてしまうと、認知症、ADHD、情緒不安定、うつ、集中障害などを招いてしまうのです。

日本ではトランス脂肪酸は規制されていない!

危険信号
これほど危険視されているにも関わらず、日本では規制されていません。
そのため、トランス脂肪酸から身を守るためには、口に入れる食べ物について自分自身で注意を払う必要があります

食品のパッケージに記載されている加工食品の原材料名に「ショートニング」「加工油脂」「ファットスプレッド」といった表記のものは、マーガリンの仲間で、トランス脂肪酸が大量に含まれている可能性があります。

買い物する際には、自分の目で確認してみてください。
自分だけでなく、家族や大切な人を守るためにも、食べ物に気を配ることが大切ですね。

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