アンチエイジング(ヘルシーエイジング)「細胞のエラー修復」【団克昭プラセンタ研究レポート5】

ヘルシーエイジング

今回の講演はアンチエイジング(ヘルシーエイジング)のお話から始まりました。少子高齢化が進む現在、『化学としてやれる事、いわゆる健康長寿を目指さなければいけない』と博士もおっしゃっておられました。

人間は生まれもって何もアクシデントに見舞われなければ、120歳まで生きられるという能力をみなさん持っているそうです。
それが途中でアクシデントに見舞われ、病気になってそれを全う出来ない、そして介護が必要になり手を借りなければいけない状況になってしまう。
それを何とか自立して人生を全うできる方向にもっていきたいというお考えです。

三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・肥満・高血圧)・炎症・美容・育毛などに長寿遺伝子(Sirt1)・長寿ホルモン(アディポネクチン)・腸管免疫が深く関わっていると言われています。
そしてそれらに効率よく働きかけて活性化を促すスイッチを入れることができるのがプラセンタです。

慶応大学医学部 団 克昭博士特別講演会(2014年10月9日)
※本講演会の内容は、団博士の研究成果発表であり、当ショップの製品の効果を保証するものではありません。

受講場所:新大阪ワシントンプラザホテル 2階 桜の間
受講期間:平成26年10月9日(13:00から15:30) 「病気にならない体づくり」

長寿ホルモン(アディポネクチン)

長寿ホルモン
女性100歳以上長生きされた方と普通に寿命を全うされた方の血液データーの比較。
BMI(肥満度)は変わらないのに対し、アディポネクチンの量が、百寿者(203)に対し、対照群(108)という高い結果が出ました。
TNA-αの量も関係しますが、アディポネクチンが高いほど長生きする秘訣だということがこれで証明されました。

アディポネクチンが低い人ほどリスクが高くなって寿命が短くなるという比例関係が統計に出ています。
アディポネクチンが欠損するとメタボリックシンドロームを引き起こすことがマウスでも証明されています。
アディポネクチンは炎症・動脈硬化・糖尿病(インスリンの感受性を上げる)を抑制する可能性があるのです。

そしてさらにgAd(短いアディポネクチン)という代謝産物の断片の方がさらに効果がみられるという事がわかりました。
そこにプラセンタを加えるともっとたくさんの断片が作られたのです。

長寿遺伝子(Sirt1)

長寿遺伝子(Sirt1)
細胞の核の中には染色体が入っており、二重螺旋構造を壊さないようにヒストンタンパク質が保護しています。
そのヒストンタンパク質に長寿遺伝子(Sirt1)のスイッチが入ると体の中で脱アセチル化が起こります。
正常細胞ではヒストンタンパクのアセチル化させる酵素と外す酵素がありますが、癌(がん)化した細胞では脱アセチル化酵素が優位に働き、長寿遺伝子のスイッチが入った状態と同じになります。

長く生きていくという事と癌(がん)化してしまうという事はあるところまで同じ道筋を辿っていると考えられるのです。
そして老化とがん化の大事な分かれ道で長寿遺伝子(Sirt1)のスイッチを入れてあげる事が、体中のさまざまな病気(アルツハイマー・心疾患・骨・がん・加齢性難聴・肺炎・糖尿病など)を修復させるという可能性が出てきたのです。

ストレス応答

ストレス応答
細胞は外からストレスが加わるとはねのけようと反発する力が生まれます。これをストレス応答といいます。

タンパク質は一つ一つ正しい折りたたみ(フォールディング)が決まっていますが、あるところで間違って折りたたまれた分子(ミスフォールド)ができることがあります。それをもとに戻す力があるのがヒートショックプロティンです。
体の中の細胞は37℃くらいで生きていますが、突然45℃という強いストレスを加えると死んでしまいます。

しかし、体温限界の42℃を経験した細胞は抵抗性を獲得し、その後に45℃という強いストレスにも耐えられるように保護作用が作られるのです。この時出来た細胞をヒートショックプロティン(HSP)と言います。

HSPの種類はいくつかありますが、その中でもHSP70が最も研究されているHSPで、強力な細胞死保護作用があり、プラセンタはHSP70を誘導する能力があるという事がわかっています。
HPS47は高等動物のみに存在し、コラーゲン専用のプロティンで立体構造を壊さないように保護しています。α-クリスタンは水晶体のタンパク濃度を維持しているプロティンで白内障に関与していて眼科でも注目されており、眼球の保護作用の研究が行われています。

このように外からのストレスに対応して作用するタンパク質はHSPしかまだ見つかっていません。

他にもHSP70は特殊な働きがあります。癌(がん)化してしまった細胞やウイルスに感染してしまった細胞はそのままにしておくと細胞分裂を起こし、癌(がん)細胞が増え続けたり、新しい細胞に感染を広げてしてしまったりしますが、その非常事態に早く対応しようと細胞の中から出てくるのがHSPです。
そのHSPを目印に免疫担当細胞のマクロファージや好中球が細胞の破壊を行い、癌(がん)化や感染した細胞の増殖を抑制します。
普段も体内に少し存在し、いつでも準備をしています。

弱いストレス(障害)がかかった時はたくさん作られ、周りのタンパク質を再生、炎症を抑え細胞を保護し正常な細胞に導きます。

強いストレス(障害)が起こった時は細胞中のHSPが放り出され、周りの細胞に対しても抗炎症の活性化、免疫の活性化、修復を行うのです。

アルツハイマーに対してもマウス実験でHSPは有効な結果が出ています。アルツハイマーモデルマウスにHSPを多く作らせる刺激を与えておくと、そうでないアルツハイマーモデルマウスより認識能力が高まってスムーズに行動が出来たという結果がでました。
アルツハイマーは不治の病でしたが、HSPを発現させる事でマウスではありますが、リカバリーするという現象がみられます。

紫外線に対しても皮膚にHSP70を過剰生産させたところ、プロテクトがかかるという事がわかりました。このようにさまざまなストレスを受ける環境の中でヒートショックプロティンをつくっておくという事が、健康を高めることにつながるのです。

癌(がん)化と老化

癌(がん)化と老化
癌(がん)は、遺伝子のエラーの蓄積です。それが修復されない状態を癌(がん)化と言います。
修復する能力を高める事で癌(がん)化しなくなる。ある程度のストレスを与えて抵抗力を高める事も大事なのではないかと考えられています。

そして癌(がん)になるという事は細胞が老化しているという事で、逆に細胞を老化させることで癌(がん)細胞の増殖性を抑えて進行を遅らせるという発想です。
もしくはアポトーシス(プログラム細胞死)のスイッチを入れて癌(がん)細胞を広がらないようにする発癌(がん)耐性が考えられています。

酸化反応も細胞の老化につながるという事がわかっています。酸化ストレスが少ないほど長寿になっていくのです。
酸素消費が減っていくほど、細胞が休んでいられるのでミトコンドリア機能も低下し、細胞の老化が遅れて長寿につながるのです。

老化することによってP38というたんぱく質が大量につくられます。
そしてプラセンタはこれをつくらせるのを抑えるという働きがあることがわかっています。つまり老化を遅らせることができるのです。

酸化して老化し寿命が短くなるのをプラセンタで遅らせるのです。
癌(がん)化のスイッチが入るという事は、最初は遺伝子変異のエラーが一つですが、残念ながら現在の医療ではその一つのエラーを見つけることは不可能です。

そして修復されずにコピーされ細胞分裂を繰り返し、エラー細胞が30回分裂されると早期発見癌(がん)の状態になります。その時のエラー細胞の数は10の9乗個。
この時に運よくガン検診などで発見されれば治療は見込まれますが、そのまま見過ごされてしまいさらに10回分裂を繰り返してしまうと進行癌(がん)の状態になり、発見される可能性も高くなります。その時のエラー細胞の数は10の12乗個となり体内の全細胞の1/60がエラー細胞になっているのです。 

つまり60キロの体重の人なら1キロ分です。そして進行癌(がん)の状態になるまでの期間は最短で1か月という可能性があるのです。
こうなってしまったらとうてい太刀打ちできないのではと思えてしまいます。ですがエラーを起こすことは防げませんが、エラーが無かった様に元に戻す修復能力を高めてあげる事が出来れば、癌(がん)も軽減させる事ができるのではと考えられます。

そして正常な細胞は4週間で世代交代しますが、不老細胞である癌(がん)細胞は、細胞周期を休むことなく周り続け3日で一周し細胞増殖を繰り返します。

この細胞周期の途中でDNAの修復遺伝子が監視役をしていることがわかっており、そこにHSPも関わっているのです。
そしてエラー細胞にアポトーシスを起こさせようと選別してくれるのです。また、長寿遺伝子(Sirt1)も正常化する様更生を促すこともわかっています。

最近の情報では癌(がん)にも幹細胞があることがわかっています。癌(がん)細胞にも親子関係があって子どもたちは大元になって、そこに新しい腫瘍をつくる能力は無いという事がわかりました。

しかし幹細胞を残してしまうと新しく癌(がん)細胞を作るためのニッチという細胞と結びつき再発・転移するのです。プラセンタは幹細胞とニッチが結びつかないようにするために作用します。

プラセンタと免疫療法

プラセンタと免疫療法
肝臓がんは発見が遅れる臓器ですが、プラセンタを治療に加えることにより末期がんへの進行も脂肪肝の状態で食いとどめてくれるという効果が出ています。
胃潰瘍についてはマウスに非分解プラセンタを投与する事で潰瘍が全治しまた。

白血病については生存率が28日目で18%のところ、プラセンタを投与後60%まで延びたという差がでました。 そして乳癌(がん)については免疫を持っていないヌードマウスにヒトの乳癌(がん)細胞を移植しプラセンタを投与したところ、5分の1に縮小されました。

ヌードマウスを使ったことにより免疫は関与していないことがわかります。 これによってヒトの乳癌(がん)細胞でも効果があることが証明され、より臨床に近づいたと言えます。

また、肺転移についてもプラセンタの効果が証明され、転移に効く抗がん剤が無いなか、半分以下で抑えることが出来たという事は優秀な結果であると評化されました。プラセンタは再発・転移癌(がん)に対しても効果が認められたのです。
一度癌(がん)になると二度同じ癌(がん)にならないということがマウスの実験で証明されています。 癌(がん)もウイルスのワクチンと同じように予防接種すれば癌(がん)にならないのではないかという考え方があります。

癌(がん)化した細胞には癌(がん)抗原があり、癌(がん)抗原を投与すると免疫反応を起こし、これが目印となりキラーT細胞が癌(がん)細胞を攻撃します。そして同じ種類の癌(がん)細胞に攻撃を加えるので本物の癌(がん)細胞を攻撃するのです。抗がん剤は正常な細胞にまで攻撃を与えるので副作用があるのです。

癌(がん)免疫を使えば副作用はない事がわかっています。 そこでプラセンタを2週間マウスに与えてみると細胞表面に抗原が多く表れてキラーT細胞が癌(がん)細胞を攻撃しやすくなったのです。

プラセンタによって抗原提示能力が高まったと言えます。

今実験的にアジュバント療法が行われています。癌(がん)になったマウスの血液を取り出しプラセンタの断片を沢山振りかけておくと複数の目印ができます、それを癌(がん)細胞に戻すと腫瘍を拒絶する、予防接種の効果が見られました。
キラーT細胞が複数の種類の目印に攻撃することができると、いくつかの癌(がん)も予防接種するようにあらかじめ予防できるのではないかという事に期待がかかっています。

感想

団博士の講演は今回初めて参加させていただきましたが、博士の研究に対する真摯なお気持ちを感じることができ、これからの医療に対する期待とプラセンタの未知なる能力への興味がわきました。 プラセンタは様々な能力が期待されていますが、根幹の部分を修正し、細胞を正常化に導くという作用はとてもシンプルで自然な考え方ではないかと思います。

*出席者個人の感想です
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プラセンタとがんの関係について研究が進んでいます

プラセンタ講演会
美容業界で名前を聞くことの多い「プラセンタ」ですが、実は医療業界からも注目が集まっています。
新しい時代の医療の分野で、今後プラセンタの活躍が期待されています。

薬以外の選択肢を知ることで、自分らしい治療の実現に役立つ可能性があります。

プラセンタ講演会

一般社団法人 国際抗加齢免疫医学学会
理事長 団 克昭博士
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