ストレス応答とプラセンタの関係【団克昭プラセンタ研究レポート4】

慶応大学医学部 団 克昭博士特別講演会(2014年9月5日)

※本講演会の内容は、団博士の研究成果発表であり、当ショップの製品の効果を保証するものではありません。

受講場所:新大阪ワシントンプラザホテル 2階 桜の間
受講期間:平成26年9月5日(13:00から15:30) 「病気にならない体づくり」

なぜプラセンタなのか

なぜプラセンタなのか
糖尿病の治療から始まった博士の研究は、16年の月日をかけて薬の開発(スターシス)に成功します。
しかし、薬は化学薬品であるため、効果のあるものには副作用が伴っていました。

これを何とかしたいという思いから、合成薬品ではなく、もともと体の中にある成分(天然素材)を使って、副作用のない薬の研究を目指したのです。

そこで注目されたのが、プラセンタ(胎盤)でした。
まず始めに行った毒性試験で、プラセンタは急性・慢性ともに毒性作用がなく安全であることが確認できました。
プラセンタは長期投与が可能とされ、研究が具体的に開始されたのです。

その後、三大疾病(がん・脳卒中・動脈硬化)や、高血圧・糖尿病・高脂血症・肥満など重篤な危険因子に対し、すべてに何らかの効果がある事が確認されます。

なぜ、プラセンタはこれほどまで幅広い効果をもたらすのか? 

その作用の共通点に、長寿遺伝子(サーチェイン)の活性化、長寿タンパク質(アディポネクチン)の分泌促進、腸管免疫作用があり、それらが効果の鍵になっていたのです。

そして、今回の「病気にならない体づくり」のお話は「ストレス応答」についてです。なかでもストレス蛋白(HSP)は、新しい研究対象となっています。

ストレス応答とプラセンタの関係

ストレス応答とプラセンタの関係
人の細胞はストレスを受けると、もとに戻そうと反発する力が生まれます(ストレス応答)。

たとえば、細胞はいきなり45度の熱(強いストレス)を受けると、耐えられずに細胞死を起こします。
しかし、体温の限界42度を経験して耐えた細胞には、抵抗性の獲得がなされ、細胞保護作用が起こり、結果、次にこの細胞が45度の熱を浴びても耐えられるという現象が起きています。
これは、細胞の中に抵抗する物質(ストレス蛋白)が出来たからです。

熱によって形成された抵抗物質なので、ヒートショックプロテイン(HSP)とも呼び、その仕組みの解明が現在の研究対象となっています。

実際にHSPにはいくつかの種類があり、その中でも特に、強力な細胞死を保護する作用のある「HSP70」に注目しています。
実はプラセンタに、このHSP70を誘導する機能が見つかっているからです。

HPS70は、腸炎で炎症を抑える役割があったり、壊れた細胞の修復作業にも大きな力を発揮しています。プラセンタは、このHPS70を増やす効果が研究結果で出ているのです。

この他にも、HPSには特殊な働きがあります。
癌化した細胞やウイルスに感染した細胞は、そのままにしておくと細胞分裂を起こし、増殖します。

それを防ぐため、ストレス(癌化、感染)を受けた細胞は防御反応を起こし、細胞内にHSPを作成します。HSPは細胞膜の外に出て、細胞破壊を促す非常事態宣言をします。これを発見した免疫担当細胞(マクロファージ・好中球など)が細胞の破壊を行い、癌細胞の増殖を防ぐのです。

癌細胞は不死化細胞と言われ、老化せずに増殖を続ける細胞です。HSPは癌化した細胞の目印となり、細胞死を誘導する事によって、癌細胞の老化を進めています。つまり、HSPは癌細胞の増殖を抑制する働きがあると言えるのです。

また、HSPは弱い衝撃を受けることによって増えていき強い衝撃に耐えうる細胞を作りますが、 急激に強い衝撃を受け細胞死がおこったとしても細胞外にだされ免疫の活性化や細胞の修復の促進という働きを行います。 このように、HSPについて研究が進めば、病気の治療にもっと役立つのです。

これまで、ストレス応答の中には「オートファジー=生体防御機構」があると説明してきました。飢餓状態(ストレス)の細胞が、自己成分を分解して細胞を保護する働きです。これを活性化させる長寿タンパク質(アディポネクチン)は、細胞の寿命延長効果に重要な役割があり、プラセンタはこのアディポネクチンの代謝を活性化させる働きがあります。

ちなみに、スーパーセンテナリア(110歳以上の人物)のアディポネクチン量の値は、そうでない人と比較すると数倍の値であるという結果が、実際に出ているそうです。 このデータからも、細胞長寿の活性化を促すプラセンタは、健康で長寿な体づくりに役立っていると言えるでしょう。

プラセンタ研究情報(アルツハイマー・癌の研究結果など)

プラセンタ研究情報

アルツハイマー病やパーキンソン病などの難病をまとめて神経変性疾患と捉えています。

これらは、タンパク質が正常の状態とは違う形に折りたたまれる(ミスフィールド)ことによって発病します。
これまでこれらの治療は、薬で進行を遅らせるというものでした。元に戻すことは出来ないとされていたのです。

しかし、体にとって害を及ぼすこの異物を排除する方向で、生体防御機構が働く事がわかりました。
これは、ユビチキン化というもので、具体的には目印を立てる働きです。プラセンタはこのユビチキン化を補助する機能があります。ユビチキン化したタンパク質は、細胞の中に備わった分解する処理能力によって、まちがった細胞は排除されて行くのです。

ここでも、プラセンタがこの機能を加速させるという働きに役立っています。
まだはっきりとは解明されていませんが、HPSを使えばミスフィールドを元の形に戻せるかもしれないと博士は研究を続けています。

これが解明されれば、神経変性疾患の治療は劇的に変化するのです。同時に、それらの機能の補助的役割があるプラセンタの研究も、欠かせないものとなっています。

癌は、遺伝子エラーの蓄積です。つまり、一つの遺伝子エラーが修復されずにコピーされて行くという問題なのです。残念ながら今の医学では、たった一つのエラーでは、癌として発見する事は不可能です。

臨床的に検出されるまでには、少なくともエラー細胞が30回から40回の細胞分裂を起こしていなければなりません。
しかし、この時期にガン検診などで発見できると、早期発見癌として治療後の完治が見込まれます。
この時点でエラー細胞の数は10の9乗個。これらがもし発見されずに、分裂をその後10回繰り返すと、すでに進行癌として命に関わる状態に変化します。

問題なのは、ここまでの期間が最短で一か月という可能性がある事です。
癌細胞の分裂は通常の細胞よりも早いため、期間が短くなるのです。この時点まで行くと、癌細胞の数は10の12乗個。

体にある細胞の1/60はエラー細胞となり、つまり60キロの体重の人は、1キロが間違った細胞と言えます。
博士もこの資料をご覧になって、衝撃を受けたそうです。このスピードで増殖されると、化学療法では太刀打ちできないのではと思えてしまいます。

では、癌にならないためにはどうすればいいのでしょうか? 博士はまず、遺伝子のエラーを蓄積させない事だと仰います。エラー自体を抑えこむ事は無理なので、遺伝子エラーの修復の能力を高める事が予防につながると言うのです。

また、不老細胞である癌は、細胞周期を休むことなく周り続け、細胞増殖を繰り返します。この細胞周期を停止させる事ができれば、癌細胞の増殖を防ぐことができるのです。この停止に関わる作用は、大変複雑なのですが、先に話したHSPが重要な役割を果たしており、さらに、以前説明のあった長寿遺伝子(サーチュイン)も、停止を推し進める機能がある事がわかっています。

HSPや長寿遺伝子をサポートするプラセンタは、癌予防の後ろ盾となっているのです。 博士はこの「遺伝子レベル・タンパクレベル」の二段階で、癌化を予防できればと考えて、研究を続けていらっしゃいます。

感想

専門的用語が多い中、理解するのに難しい面もありましたが、博士の研究に対しての真摯な気持ちを随所に感じました。今回、初めての参加でしたが、以前の資料と今回の発表を比べると、新しい内容が多くて驚きました。医療研究のスピードが、いかに早いかを目の当たりにした気がします。こういった最新の情報を集める作業はとても大変だと思います。その機会に出会えた事を感謝したいです。 ※出席者個人の感想です。

次回の内容

次回の団博士の特別講演会では、「自己免疫疾患」についてお話をされる予定です。 講演会にお越しいただきにくい方に、少しでもプラセンタ・臍帯のことをお伝えしたく、弊社スタッフが講演の内容をまとめました。専門用語も多く、十分とは言えませんが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※アビストアが提供する情報・画像等を、権利者の許可なく複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

プラセンタとがんの関係について研究が進んでいます

プラセンタ講演会
美容業界で名前を聞くことの多い「プラセンタ」ですが、実は医療業界からも注目が集まっています。
新しい時代の医療の分野で、今後プラセンタの活躍が期待されています。

薬以外の選択肢を知ることで、自分らしい治療の実現に役立つ可能性があります。

プラセンタ講演会

一般社団法人 国際抗加齢免疫医学学会
理事長 団 克昭博士
プラセンタ講演会レポートバックナンバー

▼参加ご希望の方は、こちらより必ずご予約をお願いいたします。


団 克昭博士によるプラセンタ特別講演会
※ご参加の方全員に、無料サンプルをプレゼント中!
参加は無料です。しつこい勧誘なども一切ございませんので、お気軽にご参加ください。

SNSでもご購読できます。