国際抗加齢免疫医学学会の取り組み【団克昭プラセンタ研究レポート20】

取り組み

受講テーマ『病気にならない体づくり』

慶應義塾大学 医学部 漢方医学センター 団 克昭博士特別講演会
受講場所:ホテルニューオオタニ 東京
受講期間:平成28年2月4日(13:00から15:00)

外見を左右する「見た目年齢」

見た目年齢
35歳~59歳の1000名にアンケート調査を実施したところ、「話しているときに思わず見てしまう相手の顔のパーツ」として、目元、鼻、口元、肌、髪、歯などがあげられることがわかりました。また、「相手の年齢を感じるパーツ」には、肌、目元、髪、口元という声が多く、「印象が悪くなるパーツ」には、歯、髪、口元、肌、目元という意見が多いと結果がでました。
さらに、同じ似顔絵でも、口元が異なる似顔絵を提示したところ、口元の差だけで見た目年齢が10歳くらい変わるという結果もでました。これらの結果から、口元は見た目年齢において重要と考えることができます。

次に注目するのは、気になるパーツでも上位にある「髪」についてです。髪の毛をグラフィック画像でシミュレーションして比較する実験を行いました。すると、生え際が1cm後退すると5.7歳老けて見えるというデータが出たのです。これは、本来25歳でも、1cm生え際が後退すると30.7歳に見えるということを意味します。
そのほか、髪のツヤの有無にも見た目年齢は左右されます。タンパク質とビタミン、亜鉛で髪の毛は作られますが、亜鉛が欠けると、髪は構成されないため、亜鉛は大変重要な成分です。髪の毛は見た目年齢に大きな影響を及ぼすため、髪の毛をきちんと育てることがアンチエイジングに繋がります。今後はこれらの情報を踏まえ、アンチエイジングという視点でも考えていこうと思います。

後生殖期をどのように過ごすか?

老後
ここで、生物学的な知識を超越した神の声のようなものとして話題にあがっている「サムシンググレート」のサインを紹介します。動物の一生は、成長期、生殖期、後生殖期から成っており、多くの動物は生殖期を終わると、一生も終えます。子孫を繁栄するという役割を終えたことで、生きる目的を達成したからでしょう。一方、人間はほかの動物に比べると、後生殖期が長いとされています。後生殖期をどのように過ごすのか? これは、ほかの動物にはない、人間に与えられた使命なのかもしれません。 

老化の原因

老化の原因は、慢性炎症(自覚症状はないが、全身性の炎症反応)とされており、より具体的に考えると、次の3つが原因にあげられます。それは、「肥満」「免疫機能の効率が低下」「細胞老化」です。

・肥満

メタボリックシンドロームになると、内臓脂肪が溜まります。そのため、TNF-αの分泌が上昇し血液に流れ、三大疾病の原因になるとされています。

・免疫機能の効率が低下

免疫機能が加齢とともに衰えるのは仕方ありませんが、「効率」が低下することが問題です。悪い生活習慣を送っていると、免疫能力自体が低下しますが、効率も低下していることがわかってきています。効率が低下すると、免疫が低くなったと感じた体が免疫を補おうとして抵抗しますが、体の中で免疫反応が過剰反応され、正常な臓器にまで免疫反応が起こってしまう恐れがあるのです。免疫機能の効率が低下すると、自己免疫疾患になってしまうと考えられています。

・細胞老化

正常細胞は4週間周期で生まれ変わっています。そして、細胞分裂を1回する度に「テロメア(遺伝子のしっぽのようなもの)」が切れていきます。細胞分裂する度にテロメアは短くなるのですが、ある程度の長さまでいくとそれ以上短くならず、細胞分裂しなくなります。細胞分裂がされなくなると、細胞が入れ替わることなく、古い細胞のみになってしまうので老化の原因とされているのです。実際に、100歳以上生きた人のテロメアは短くなりにくいことがわかっています。

これらの慢性炎症(老化)を予防するには、食生活の改善、運動習慣、社会参加が重要とされています。本来人間は120歳まで生きられるはずですが、病気や事故で全うできないことが多いのが現状です。この現状を良い方向に導くため、医療で健康長寿を長くすることを今後研究していきたいと考えています。病気になってからではなく、予防の段階から、健康を維持するための対策が大切なのです。

予防の重要性

医療業界では、予防という観点で先制医療の重要性が話題にあがっています。予防には、一次予防(健康な状態を維持する)、二次予防(疾患を早期発見する)、三次予防(病気が進行しないようにする)があります。
なぜ予防が大切なのか? それは、早期発見することが重要だからです。たとえば、癌(がん)は、1つの遺伝子のエラーから始まり、どんどん増殖し大きくなっていきますが、病気の検査でよく行われるMRIやCTなどの画像診断を用いる場合、癌(がん)細胞が5mm以上にならないと発見が難しいといわれています。つまり、早期の段階での発見ができなければ進行してしまう恐れがあるのです。こういった状況を踏まえて、国際抗加齢免疫医学学会では、予防機能素材を活かして病気になる前からの「予防」についての研究を進めています。

国際抗加齢免疫医学学会の取り組み

取り組み
発足して3年を迎える国際抗加齢免疫医学学会では、以下の項目を取り組みとして掲げています。

  • 抗加齢をテーマに産学連携を掲げる
  • 予防医学の提唱、健康長寿
  • 予防機能素材(プラセンタなど)の開発研究
  • 三大疾病の発症予防
  • 遺伝子解析、癌(がん)の発症予測、
  • 臨床医の提携
  • 治療から予防へ

癌(がん)細胞の細胞周期

ひとつの遺伝子変異のエラーが、そのまま修復されずに細胞分裂を30回繰り返してしまうと、早期発見癌(がん)(直径5mm)の状態になります。そのとき、エラー細胞の数は10の9乗個。運よく癌(がん)検診などで発見されれば治療は見込めますが、さらに10回分裂を繰り返すと進行癌(がん)になり、エラー細胞の数は10の12乗個になってしまいます。これは、体内の全細胞の60分の1がエラー細胞の状態で、体重60kgの人の1kg分に相当します。

ここまでに到達するスピードを細胞周期(細胞の寿命)から考えてみます。正常細胞は4週間周期で生まれ変わりますが、その周期の中で約25日はG0期(その細胞としての機能を果たしている期間)で過ごしています。正常細胞は残りの約3日で新しい細胞へと生まれ変わる準備をするのです。しかし、癌(がん)化した細胞はG0期には入りません。そのため、癌(がん)化細胞は生まれ変わる準備をする3日間だけを過ごすことになります。つまり、10回の細胞分裂を最短1カ月で行えるのです。1gだった癌(がん)が、1カ月で1000gにまで成長してしまうくらい癌(がん)の進行は早いため、早期発見・予防をしなければ癌(がん)の撲滅にはなりません。早期発見できれば、患部を取り除く治療だけで済ませられる可能性が高まりますし、抗癌(がん)剤や放射線等の体の負担を減らすこともできます。

国際抗加齢免疫医学学会では、遺伝子解析の研究を行っていますが、遺伝子解析において注目しているのは、遺伝子配列の中のスニップです。つまり、長い配列のひとつの塩基がどのように変化しているかを調べ、その変化から病気かどうかの判断をしています。遺伝子解析を行えば、1つの細胞の間違いを発見できるため早期発見が可能で、その人が持っている先天的な異常や素因などの細かいレベルを調べることができます。

線虫を用いた癌(がん)の早期発見・予測

線虫による尿解析では、直径1mmの線虫(C.elegans)を使います。線虫とは、大腸菌を餌としている寄生虫の一種です。線虫は嗅覚が非常に発達しており、「走性」という好ましい匂いに対して近づいていくという性質を持っています。癌(がん)患者には特有の臭いがあるため、その臭いと線虫の走性を活かした実験を行いました。健常者の尿、癌(がん)患者の尿をそれぞれのシャーレに垂らして線虫の動きを観察します。その結果、線虫は健常者の臭いは嫌いで逃げていきましたが、癌(がん)患者の尿からは逃げませんでした。つまり、線虫が遠ざかるか遠ざからないかで、その人が癌(がん)であるか否かを判別できるということが明らかになったのです。

検体として尿を提出された方には、データ(写真)と走性インデックス(0を基準とした最大値10~最小値-10で示す結果)を返却いたします。走性インデックスは、線虫が動いた距離ではなく、線虫のうち何匹が近づいて、何匹が遠ざかったかを評価したものです。まだまだ研究段階ではありますが、データを蓄積し研究を進めていきたいと考えています。さらに、尿蛋白、尿糖についても検査し、尿糖尿タンパク試験紙の結果や判断資料も送ります。そこでは、尿糖がプラスになる原因や、病的な蛋白の原因などの情報をお伝えしています。この線虫による尿解析は癌(がん)と診断するカルテではありませんが、その検体結果を基準に臨床医の全国ネットワークを活用して、病院をご紹介できるように準備を進めておりますのでご安心ください。

線虫による尿解析と法規制

科学的根拠をもって線虫を活用した疾病予測をするために、研究の一環として国際抗加齢免疫医学学会では検体を集めることになりました。研究の意義をご理解いただき、検体提供にご協力いただくのですが、体から検体を取り出し判断することは体外診断薬にあたるため、複雑な法規制が関わってきます。

体のいろいろな箇所から検体を採取することができますが、体から採取したバイオマーカーから体質などを判断することは、「医療行為」とみなされています。学会の研究として行い、データ収集するだけなら問題ないのですが、結果を検体提供者に返却すると医療行為とみなされるのです。そうなると、さまざまな手続きが求められ、長年かけても認可されないと検査自体が実施できないことも考えられます。そのため、厚生労働省と話し合いを繰り返し、ご理解いただけるように努めてきました。

「体外診断用医薬品開発プロセス」というステップがあり、学会では現在、そのステップのひとつである基礎研究を行っています。基礎研究は通常2~3年ほど要するといわれており、動物でも検証します。それから申請に必要な臨床データを収集する試験を行います。この過程を経て、薬事の申請をすると承認事項に加えてもらえるのです。これは最短ルートなので、このようにスムーズに進むことはなかなか難しいのですが、この後にようやく保険の点数などの検討に入ります。しかし、過去2~3年を振り返って、これらのハードルを越えて、新規で認められたものは「0」です。そのため、このプロセスでは認証されず、研究を先に進められないという懸念が生まれました。

そこで、検体を提供していただき、結果を返却することが、診断(医療行為)にあたるならば、医師に介在していただくという考えに至りました。学会は医療機関ではないので、その診断書を元に患者を直接診察することはできませんが、全国ネットワークのある臨床医の方々に相談窓口になっていただくことで、対応できるようにしました。臨床医と提携を結んだので、結果に対して不安のある方の相談を受けることも可能です。こういった経緯で法整備ができ、研究活動を進められるようになりました。ここで重要なのは、これは研究を進めるためのもので、検査の新製品ができたわけではないということです。誤解のないようにご理解いただけたらと思います。

予防医学とプラセンタ

予防医学
調子は悪いけれど病気ではないとされる「未病」。それを病気にならないように、さらには健康な状態に戻るようにするという「予防医学」をテーマに団博士は、研究を進めています。その中で、三大疾病(癌(がん)・心筋梗塞・脳卒中)や、高血圧・糖尿病・高脂血症・肥満など重篤な危険因子や毛髪や肌に対し、プラセンタに何らかの効果があると確認されました。なぜ、プラセンタはこれほどまで幅広い効果をもたらすのか? それは、プラセンタが、長寿遺伝子(サーチュイン)の活性化、長寿ホルモン(アディポネクチン)の分泌促進、腸管免疫作用、ストレス応答作用に影響を与えるからです。それぞれの作用についての詳細は以下の通りです。

●長寿遺伝子の活性化

人間には長寿遺伝子というものがあり、長寿遺伝子Sirt1(サートワン)が活性化されれば、寿命が延びるとわかっています。長寿遺伝子Sirt1のスイッチをON状態にする方法として、カロリー制限があります。しかし、カロリー制限をして生きていくのはつらいものです。そこで、注目されていたのがレスベラトロール(ポリフェノールの一種)でしたが、ON状態にするためにはワインを毎日100本ぐらい飲まなくてはなりません。しかし、プラセンタを取り入れれば、長寿遺伝子Sirt1をON状態にできます。プラセンタは、長寿で病気になりにくい体づくりを実現してくれるのです。

●長寿ホルモンの分泌促進

正常な人の皮下脂肪にある小型脂肪細胞から分泌されるホルモンであるアディポネクチン。女性の百寿者は、アディポネクチンの数値が高いと研究でわかっています。アディポネクチンは動脈硬化を直接抑制、抗炎症、心筋肥大抑制などの作用があり、健康に深く関わっているホルモンです。アディポネクチンが欠損しているとメタボリックシンドロームを呈するともいわれています。また、アディポネクチンの完全体の分子は、体の中で使われていくと切れ端ができ、この断片が長寿に関わっていると判明しました。プラセンタには、アディポネクチンの断片を効率よく作らせる働きがあり、この点でもプラセンタが長寿に効果があることがわかります。

●腸管免疫作用

人間は、腸内細菌やウイルスが入ると腸管免疫で排除します。腸内細菌の種類には善玉菌(ビフィズス菌など)、悪玉菌(大腸菌など)、日和見菌などがありますが、日和見菌は悪玉菌の手助けするような動きをするため、腸内環境バランスは悪玉菌に優勢な状態になりやすいのが現状です。そのため、高脂肪食ばかりを食べると、悪玉菌が増え善玉菌が減りアンバランスな状態になってしまいます。しかし、そこにプラセンタを用いれば、本来のバランスに整えてくれるといわれています。腸内細菌には、「腸内フローラ」という縄張りのようなものがあります。これは、生まれながらのものなので簡単に変えることはできませんが、プラセンタならバランスを整えることができるのです。

●ストレス応答作用

ストレス応答とは、ストレスを受けたときに、元に戻そうと反発する力のこと。たとえば、細胞に45度の熱(強いストレス)を与えると、細胞死を起こしますが、体温の限界である42度を経験した細胞に、45度の熱を浴びさせても細胞死しないという現象が挙げられます。これは、細胞が抵抗性を獲得し、細胞保護作用が起こったからだと考えられています。熱によって形成された抵抗物質は、「ヒートショックプロテイン(HSP)」と呼ばれており、プラセンタはHSP70を誘導するとされています。ストレス応答能力を高めれば、病気にも打ち勝つことができるとされているため、HSPを高めることは大切なのです。

HSPを用いた実験として、アルツハイマーモデルマウスを用いたものがあります。認知能力の低いマウスを円形プールに入れる実験です。プールの中には、隠れ踏み台(ゴール)があり、正常なマウスならば溺れないように、その踏み台から外へ逃げることができますが、アルツハイマーモデルマウスは、そこに辿り着くことが難しく、何分もプールをさまよいます。しかし、アルツハイマーモデルマウスにプラセンタを投与し、HSP70の数値を引き上げておけば、プールに入れても早い段階で踏み台に到達できるようになったのです。これは、アルツハイマーが回復したということを意味します。アルツハイマーは不治の病といわれていますが、生体がもっているストレス応答という能力を高めてあげるだけで改善できるかもしれない。そして、プラセンタがそれに貢献できるかもしれないのです。

癌(がん)治療とプラセンタ

●白血病

血液系の癌(がん)である白血病に対してプラセンタをマウスに投与する実験を行いました。白血病を治療しないままにしておくと、生存率は28日目で15%。しかし、同じ癌(がん)細胞を植えた後でプラセンタを投与すると、58%まで延びるという結果がでました。この実験で、プラセンタによる延命効果が証明されたのです。
今までは病気になってから後投与する実験だけを行っていましたが、予防医学の観点から病気になる前に投与する実験も行いました。その結果、プラセンタを2週間与えたマウスに白血病を植え付け、その後はプラセンタを与えなかった場合、マウスは癌(がん)細胞に対して拒絶反応を示し生存率は75%まで伸びました。前もってプラセンタを与えることで、後投与よりも高い抵抗性を示したのです。このことから、プラセンタには延命・予防効果があると考えることができます。
さらに、プラセンタを2週間投与してから癌(がん)細胞を植えつけて、さらにその後も継続してプラセンタを投与すると、85%以上という高い生存率がでました。予防をせずに癌(がん)細胞を植え付けた後にプラセンタを投与した場合に比べて、予防の段階からプラセンタを投与する方が癌(がん)を拒絶する力がより一層高まると実証されたのです。

●肺癌(がん)

肺癌(がん)の転移についてもプラセンタの効果が証明されました。転移に効く抗癌(がん)剤がない中、治療しないと約200個も転移する肺癌(がん)を、プラセンタを投与することで半分以下に抑えることができたため、優秀な結果であると評価されました。プラセンタは再発・転移癌(がん)にも効果があると認められたのです。

腫瘍幹細胞

なぜプラセンタが癌(がん)の再発・転移に効果があるのか? その鍵といわれているのが、癌(がん)にもあるとされる幹細胞です。癌(がん)細胞には親子関係のようなものがあり、幹細胞とは癌(がん)細胞の親のことをいいます。子どもたちには新しい腫瘍をつくる能力がないのですが、親とされる幹細胞には新しく癌(がん)細胞を作る能力があります。そのため、幹細胞を残したままだと、新しい腫瘍をつくってしまいます。また、癌(がん)細胞はニッチという細胞と結びつき再発・転移することもわかっていますが、プラセンタは幹細胞とニッチが結びつかないように作用します。

血管新生抑制とプラセンタ

癌(がん)細胞は栄養を求めるため、血管新生因子を出して血管を作るように促します。すると血管の内皮細胞が癌(がん)に向かって伸び始め、最終的に血管は癌(がん)に繋がってしまうのです。このように、既存の血管から新しい血管が生じる現象を「血管新生」といいます。血管新生が起こると、体内の酸素や栄養素を癌(がん)に集めてしまいます。結果、癌(がん)が大きくなったり、転移したりしてしまうのです。しかし、プラセンタのある成分を用いることで異常な血管新生を抑制することができました。癌(がん)に対する血管新生を抑制することで、癌(がん)治療に役立てることができるのです。

癌(がん)免疫療法

一度癌(がん)になると二度と同じ癌(がん)にならないということがマウスの実験で証明されています。実験用マウスに癌(がん)細胞を埋め込み、大きくなった腫瘍を外科手術で取り除くと、マウスは助かるのですが、この癌(がん)細胞を別のマウスに埋め込むと癌(がん)になり死んでしまいます。しかし、一度治ってしまったマウスに、再び同じ癌(がん)細胞を埋めても、同じ癌(がん)には二度とかかりません。あらかじめ癌(がん)抗原をワクチンとして打てば癌(がん)にならずに済むのではないか? これが癌(がん)免疫という学問の始まりです。

癌(がん)化した細胞には癌(がん)抗原があり、癌(がん)抗原を投与すると免疫反応を起こし拒絶します。そして、癌(がん)の目印が提示され、キラーT細胞が癌(がん)細胞を攻撃します。癌(がん)抗原を投与して治療した場合、活性化されたキラーT細胞が、癌(がん)細胞を攻撃しますが、癌(がん)細胞だけでなく、正常な細胞まで攻撃するため、副作用がでてしまいます。一方、プラセンタは、癌(がん)細胞にだけ特化して攻撃ができるので、副作用なしで治療を行うことができます。

実験で、プラセンタを2週間マウスに与えてみると細胞表面に抗原が多く表れて、キラーT細胞が癌(がん)細胞を攻撃しやすくなりました。これは、プラセンタによって抗原提示能力が高まったためだと言えます。さらに、抗原提示能力が癌(がん)の縮小に繋がるのかを示すため、マウスの背中(左右2箇所)に癌(がん)細胞を埋め込む実験も行いました。2箇所の内左側にだけプラセンタを投与すると、最初に投与した左側が縮小され、次に投与しなかった右側の癌(がん)細胞も縮小されました。これは抗原提示能力が高まったために、キラーT細胞が癌(がん)細胞を見つけて攻撃したことを示しています。

樹状細胞ワクチン療法

正常なマウスから血液を採ってきて、そこにある樹状細胞をシャーレで培養し、断片化プラセンタを与える実験を行いました。試験管でプラセンタを取り込ませた樹状細胞がさまざまな目印をかざしている状態でマウスに戻し、癌(がん)を植え付ける実験を行いました。そうすると、癌(がん)を拒絶することができました。癌(がん)を植えているにも関わらず、癌(がん)を寄せつけることがなく、予防接種のような役割がみられたのです。この実験で1種類だけでなく、2種類目の癌(がん)にまで予防効果があることがわかりました。今後、癌(がん)やそのほかの病気を予防する効果が期待されています。

団克昭博士プラセンタ特別講演会を受講して

自分が他者からどう見られているかという「見た目年齢」のデータなど、馴染み深い話題からはじまり、専門的なプラセンタの研究成果までお話を聞かせていただきました。どの情報も解りやすかったので、きちんと理解することができました。毎回、新しい情報に触れることができるので、次回も楽しみです。初めての方も大勢いらっしゃいましたので、まだ団博士の講演を聞いたことのない方も気軽に参加してみてください。

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プラセンタについて研究が進んでいます

プラセンタ講演会
美容業界で名前を聞くことの多い「プラセンタ」ですが、実は医療業界からも注目が集まっています。
新しい時代の医療の分野で、今後プラセンタの活躍が期待されています。

薬以外の選択肢を知ることで、自分らしい治療の実現に役立つ可能性があります。

プラセンタ講演会

一般社団法人 国際抗加齢免疫医学学会
理事長 団 克昭博士
プラセンタ講演会レポートバックナンバー

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団 克昭博士によるプラセンタ特別講演会
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