現代病と予防医学、癌とプラセンタ【団克昭プラセンタ研究レポート25】

現代病

テーマ『病気にならない体づくり~予防医学の重要性~』

一般社団法人国際毛髪抗加齢医学学会・一般社団法人国際抗加齢免疫医学学会
理事長 団 克昭博士特別講演会

受講場所:ホテルニューオオタニ
受講期間:平成28年7月5日(13:00から15:00)

現代病

現代病

多汗症

地球に起こる現象として、地球上の南半球付近の海の温度が高くなる「エルニーニョ現象」と南半球付近の海の温度が低くなる「ラニーニャ現象」があります。このふたつの減少は1~2年で入れ替わるといわれており、今年はラニーニャ現象の年に当たるといわれています。ラニーニャ現象の年は、「夏は暑く、雨が降れば土砂降り」「冬は寒くなる」と予測されています。

暑い季節は汗が気になる人が多いと思いますが、中でも生活に支障を感じるほど汗が多い人を「多汗症」といい、日本人の7人に1人が患っているとされています。治療の際は、脇の下に毒素を埋め込む方法をとります。多汗症は、病気として捉えられているので、保険適用で治療ができます。

スマホ老眼

人間が眼で物が見えるのは、光が反射して自分の眼に入ってきたものを映像として捉え、大脳が判断するという仕組みがあるからです。近視や遠視と呼ばれるのは、焦点が合わず物が見えにくくなる状態を指します。人間の眼は、焦点を合わせるために、物を見るためのピントを調整しています。そのピントを調節しているのが「毛様体」です。スマホ老眼は、このピント調節機能の低下が原因で起こります。スマートフォンを近距離で見ている状態が続くと、その近距離にピントを合わせようとして筋肉が緊張した状態が続くことになります。その結果、筋肉が堅くなり調節機能が低下してしまうのです。

通常、私たちは、光が反射したものを見ているのですが、スマートフォンの場合はスマートフォン自体が光を発していて、その光が直接私たちの眼に入ってきます。その光も、眼にとっては大きな負担です。さらに、スマートフォンのブルーライトは、眠気を誘うホルモンであるメラトニンの分泌を阻害して、体内時計をくるわせると考えられています。睡眠をとるべき時間にメラトニンが分泌されず、目覚めるべき朝の時間にメラトニンが遅れて分泌されてしまうのです。そのため、寝起きが悪かったり、体調不良になったりします。夜中のスマートフォンの扱いには注意しなければなりません。

眼に良い食べ物には、ビタミン系、魚の不飽和脂肪酸があります。また、明暗順応や動体視力に良いものは、ロドプシン、レチナールなどが挙げられます。眼に良い運動としては、遠景&ペン注視トレーニング、眼球トレーニング、ジグザグポスター、ぐるぐるポスターなどがあります。眼のためにも、これらを上手に活用することが大切です。

ウォークマン世代の難聴

1979年にウォークマン1号機が発表され、いつでもどこでも音楽を楽しめるようになりました。しかし、ヨーロッパでは250万人から1000万人が騒音性の難聴を患うと警鐘を鳴らしています。音は耳の中の蝸牛で増幅され、小さな音でも有毛細胞が働き、脳に伝えていますが、80デシベル(地下鉄の車内の音)以上の騒音を聞き続けると難聴になるとされています。ちなみに、100デシベルは電車のガード下の音、120デシベルは飛行機のエンジン近くの音、60デシベルは普通の会話程度の音です。ウォークマンなどの機械は一定の周波数のみが強調された音なので、レコードを聞くよりも耳が疲れるとされています。限られた音域のみが刺激されるので、耳へのダメージが大きいのです。

加齢とともに高い音が聞こえにくくなりますが、それに加えて騒音性の難聴を患う混合性の難聴の人が増えていくことが想定されているのです。耳は、25歳から老化が始まり、シニアの人の100%が何らかの難聴を抱えおり、世界の11億人が難聴になる可能性があるとされています。今後、難聴の予防効果がある薬の開発をしなくてはなりません。

耳に良いとされるものは、ビタミンA、ミネラル、マグネシウム、カルシウムなどが挙げられますが、特に注目しているのはNアセチルシステインです。Nアセチルシステインには、抗酸化作用があり、難聴に効果があると分かってきています。

Monophobia(孤独恐怖)

誰かと繋がっていないと不安で、SNSなどでプライバシーをさらけ出してでも、誰かと繋がっていたい、という状態のことを指します。孤独になりたくないがために、機械に拘束されてしまっている状態です。最近では「DIGITAL DETOX(デジタルデトックス)」が話題になっています。これは、自分の生活から一瞬デジタルを切り離すことを意味します。ITプチ断食といった具合に、ITと関わらない時間を作ることが大切なのです。

プラセンタとは?

プラセンタ
プラセンタとは「胎盤」という臓器のことです。受精卵が着床後に、胎盤と胎児に細胞分裂してできます。また、胎盤と胎児を繋ぐへその緒と呼ばれるものが「臍帯」です。プラセンタには、タンパク質やアミノ酸、ビタミン、ミネラル類、各種の酵素など人間を構成するほとんどの成分を含んでいます。
プラセンタは、中国で2000年の歴史があり、漢方薬にも含まれています。クレオパトラも食べていたという説があるくらいです。投与方法には埋没投与、皮下投与、経口投与(内服)、塗布があります。

予防医学

予防医学
団博士は、「予防医学」をテーマに研究を進めています。その中で、三大疾病(癌(がん)・心筋梗塞・脳卒中)、高血圧・糖尿病・高脂血症・肥満などの重篤な危険因子、毛髪や肌に対し、プラセンタが何らかの効果を及ぼすと確認されました。また、プラセンタは、アルコール代謝にも影響を与えるとされています。アルコールの分解には、酵素が2段階働いており、アセトアルデヒドを分解しなければ悪酔いしてしまいます。しかし、プラセンタを飲むと悪酔いや二日酔いをしにくくなるのです。なぜ、プラセンタはこれほどまで幅広い効果をもたらすのか? 今回は、原点を振り返って説明します。

血管内皮細胞

三大疾病(癌(がん)・心筋梗塞・脳卒中)のうち、心筋梗塞と脳卒中は原因が共通しており、両方とも動脈硬化の影響を受けています。高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙などの危険因子が重なっていくと、血管内皮細胞が障害を受けて動脈硬化に繋がるのです。プラセンタが、血管の壁にどのような影響を与えるのかも研究しています。血管は、高脂血症で悪玉コレステロール(LDL)がたくさん流れる状態が続くと、性質が変わってきて、物が通過しやすくなります。すると、さらにLDLが流れ込み、酸化LDLになると、身体が異物と判断して免疫反応を起こします。マクロファージが異物を掃除してくれるのですが、どんどん入ってくるため、掃除しきれず、悪い細胞になってしまいます。それが、血管の壁を持ち上げたり、壁を破って血流に乗って流れてしまいます。プラセンタが酸化反応を抑えることは分かっていますが、より深い研究をする必要があると考えています。

血管の内皮細胞からは、良い物質が流れていると分かっています。血管弛緩因子・一酸化窒素(NO)が内皮細胞から分泌されており、これが分泌されると血管の柔軟性が増すといわれています。NOは、血管の収縮拡張をコントロールしており、血管の老化に関わるとされているのです。さらに、血管内皮のバリアの役割を果たし、血栓になるのを防ぐため、NOをたくさん分泌される状況を作れば、血管の病気を防げるのでは? と考えられています。そのためには、40度くらいのお風呂につかるなどの「温熱効果」、「ポリフェノール」や「魚の脂肪酸」の摂取などが効果的とされています。

長寿遺伝子の活性化

人間には長寿遺伝子(Sirtuin)というものがあり、長寿遺伝子Sirt1(サートワン)が活性化されれば、寿命が延びるとわかっています。長寿遺伝子Sirt1のスイッチをON状態にする方法として、カロリー制限があります。人間の場合、寿命が1.4倍延びるとされています。しかし、カロリー制限をして生きていくのはつらいものです。そこで、注目されていたのがレスベラトロール(ポリフェノールの一種)でしたが、ON状態にするためにはワインを毎日100本ぐらい飲まなくてはなりません。しかし、プラセンタを取り入れれば、長寿遺伝子Sirt1をON状態にできます。プラセンタは、長寿で病気になりにくい体づくりを実現してくれるのです。

長寿ホルモンの分泌促進

正常な人の皮下脂肪にある小型脂肪細胞から分泌されるホルモンであるアディポネクチンですが、女性の百寿者は、血液中のアディポネクチンの数値が高いということが研究でわかっています。ただし、脂肪細胞が肥大して肥大脂肪細胞になると、アディポネクチンを分泌しない細胞になってしまいます。むしろ、インスリンに抵抗性を示すような物質をたくさん分泌してしまうようになります。

「アディポネクチン欠陥マウス」で実験をしたところ、中性脂肪や血圧の数値が高くなりメタボリックシンドロームを呈しました。これは、アディポネクチンがないために肥満になったという証明でもあります。さらに、正常のマウスとアディポネクチン欠陥マウスの血管を比較したところ、アディポネクチン欠陥マウスのほうが堅くなっているというデータが出ました。つまりアディポネクチンは動脈硬化を直接的に抑制してくれるということです。食事が、高脂肪食に偏ると中性脂肪の値が上がってしまいますが、アディポネクチンを与えると調整されて値が正常域に下がることも分かっています。

また、アディポネクチンの完全体の分子は、体の中で使われていくと切れ端ができ、この断片が長寿に関わっていると判明しました。プラセンタには、アディポネクチンの断片を効率よく作らせる働きがあり、この点でもプラセンタが長寿に効果があることがわかります。

腸管免疫作用

人間は、腸内細菌やウイルスが入ると腸管免疫で排除します。腸内細菌の種類には善玉菌(ビフィズス菌など)、悪玉菌(大腸菌など)、日和見菌などがありますが、日和見菌は悪玉菌の手助けするような動きをするため、腸内環境バランスは悪玉菌に優勢な状態になりやすいのが現状です。そのため、高脂肪食ばかりを食べると、悪玉菌が増え善玉菌が減りアンバランスな状態になってしまいます。しかし、そこにプラセンタを用いれば、本来のバランスに整えてくれるといわれています。腸内細菌には、「腸内フローラ」という縄張りのようなものがあります。これは、生まれながらのものなので簡単に変えることはできませんが、プラセンタならバランスを整えることができるのです。腸内細菌は体のあらゆる部分に影響を与えると考えられており、非常に注目されています。

ストレス応答作用

団博士は、長年「ストレス応答」を研究してきました。人間は常にストレスにさらされており、ストレスに体が対抗して応答しています。これがストレス応答です。ストレス応答の能力が強ければ強いほど、強いストレスに打ち勝つことができます。

37度くらいの体温で生活している人間の細胞に、45度の熱(強いストレス)を与えると、細胞死を起こしますが、体温の限界である42度を経験した細胞に、45度の熱を浴びさせても細胞死は起こりません。これは、細胞が抵抗性を獲得し、細胞保護作用が起こったからだと考えられています。熱によって形成された抵抗物質は、「ヒートショックプロテイン(HSP)」と呼ばれており、プラセンタは最も代表的なHSPである「HSP70」を誘導するとされています。

HSPはさまざまな種類があり、普段体内に存在するのは少量です。外からストレスがかかったときに、そのストレスに対して必要とされるHSPが発動され、抵抗を示すという仕組みになっています。HSPは、変異した蛋白質を修正する役割や、抗原提示能力を促す役割など、さまざまな役割を担っています。

マウスの皮膚に紫外線を当てると通常ならば日焼けをして黒くなります。しかし、HSP70を作らせておけば、紫外線を当てても日焼けをしないということが実験で明らかになりました。HSP70を作らせることで、保護作用、抵抗性が高まったのです。ストレス応答能力を高めれば、病気にも打ち勝つことができるとされているため、HSPを高めることは大切なのです。

また、三重らせん構造を持つコラーゲンに、直接結合しているともいわれるコラーゲン専用の保護作用を持つHSP47があれば、コラーゲンの構造が歪まないため、しわができにくくなることも明らかになっています。これは、HSP47でコラーゲンを保護できるという証です。

神経変性疾患は、蛋白質の立体構造のエラーが積み重なって繊維凝集体を作り発症します。アルツハイマーも同様で、特殊な蛋白質が積み重なって発症してしまいます。まだ原因や結果がはっきり分かっているわけではありませんが、現象として神経変性疾患にはこの傾向が見られます。病気ごとに特殊な蛋白質の種類は異なりますが、その蛋白質が蓄積する現象が見られるのです。そのため、特殊な蛋白質を蓄積させないための研究が求められています。そして、プラセンタはマウスの脳の中で悪い物質を蓄積するのを抑えることができると証明されています。アルツハイマーは不治の病といわれていますが、生体が持っているストレス応答という能力を高めておくだけで改善できるかもしれない。そして、プラセンタがそれに貢献できるかもしれないのです。

糖尿病

糖尿病
現在、糖尿病とアルツハイマーの関係性にも注目されています。そこで、正常な人、軽度のアルツハイマーの人、重度のアルツハイマーの人とで、髄液中インスリンと血中のインスリンの数値を比較する実験を行ないました。すると、アルツハイマーが重度になればなるほど髄液が下がり、インスリンが上がるという結果が出ました。血糖値が高い人ほど、アルツハイマーの発症率が高いという結果も出ており、糖尿病からアルツハイマーになるということは、医療の世界では実証済みです。今後、糖尿病が原因のアルツハイマーの発症を抑えることが大切になるでしょう。

癌(がん)とプラセンタ

癌(がん)とプラセンタ

肝臓癌(がん)

肝臓癌(がん)は化学療法(抗がん剤など)が効きにくいとされています。また、抗がん剤などを多剤併用(薬を併用する)すると、副作用も強く出てしまいます。しかし、抗がん剤が効きにくい癌(がん)でも、プラセンタで治癒を加えれば、副作用が出ずに、癌(がん)の進行を止めることが証明されています。

胃癌(がん)・胃潰瘍

胃がんの前段階にいる胃潰瘍のマウスに、プラセンタを投与するとそのマウスが全治したという結果が出ました。さらに、プラセンタは転移後のがんにも効果あります。転移に効く抗がん剤がなかったため、プラセンタが免疫療法の効果を高めるのではないかと期待されています。

白血病

血液系の癌(がん)である白血病に対して、プラセンタをマウスに投与する実験を行いました。白血病を治療しないままにしておくと、生存率は28日目で15%。しかし、同じ癌(がん)細胞を植えた後でプラセンタを投与すると、58%まで延びるという結果がでました。この実験で、プラセンタによる延命効果が証明されたのです。
今までは病気になってから後投与する実験を行っていましたが、予防医学の観点から病気になる前に投与する実験も行いました。その結果、プラセンタを2週間与えたマウスに白血病を植え付けると、マウスは拒絶反応を示し生存率は75%まで伸びました。前もってプラセンタを与えることで、後投与よりも高い抵抗性を示したのです。このことから、プラセンタには延命・予防効果があると考えることができます。
さらに、プラセンタを2週間投与してから癌(がん)細胞を植えつけ、さらにその後も継続してプラセンタを投与すると、85%以上という高い生存率がでました。予防をせずに癌(がん)細胞を植え付けた後にプラセンタを投与した場合に比べ、予防の段階からプラセンタを投与する方が癌(がん)への拒絶する力がより一層高まると実証されたのです。

乳癌(がん)

免疫が作用されていない「ヌードマウス」に、ヒトの乳癌(がん)細胞を移植。そのマウスにプラセンタを投与するという実験が行われました。すると、プラセンタを投与しない場合より、投与した場合の方が、約5分の1も乳癌(がん)が縮小したのです。
さらに、団博士の研究とは違った切り口として、顕微鏡で細胞を見ると正常かどうかを識別できる資格を持つ臨床検査技師にも、発現抑制効果を測定してもらいました。そのとき用いた腫瘍マーカーHer2には、数字が大きくなると癌(がん)が進行・悪化しているというスコアリングがあります。その腫瘍マーカーHer2で癌(がん)の発現抑制効果を判定するため、癌(がん)の部分を切り取りスライドに置き測定しました。その結果、治療しない場合は末期癌(がん)といわれる2.6でしたが、プラセンタを治療に加えると早期発見癌(がん)といわれる1.1という数値がでました。

肺癌(がん)

肺癌(がん)の転移についてもプラセンタの効果が証明されました。転移に効く抗がん剤がない中、治療しないと約200個も転移する肺癌(がん)を、プラセンタを投与することで半分以下に抑えることができたため、優秀な結果であると評価されました。プラセンタは再発・転移癌(がん)にも効果があると認められたのです。これは、病気が進行しないようにする「三次予防」に当たるといわれています。

腫瘍幹細胞

なぜプラセンタが癌(がん)の再発・転移防止に効果があるのか? その鍵といわれているのが、癌(がん)にもあるとされる幹細胞です。癌(がん)細胞には親子関係のようなものがあり、幹細胞は癌(がん)細胞の親にあたります。子どもたちには新しい腫瘍を作る能力がないのですが、親とされる幹細胞には新しく癌(がん)細胞を作る能力があります。そのため、幹細胞を残したままだと、新しい腫瘍を作ってしまいます。また、癌(がん)細胞はニッチという細胞と結びつき再発・転移することもわかっていますが、プラセンタは幹細胞とニッチが結びつかないように作用します。

血管新生抑制

癌(がん)細胞は栄養を求めるため、血管新生因子を出して血管を作るように促します。すると血管の内皮細胞が癌(がん)に向かって伸び始め、最終的に血管は癌(がん)に繋がってしまうのです。このように、既存の血管から新しい血管が生じる現象を「血管新生」といいます。血管新生が起こると、体内の酸素や栄養素を癌(がん)に集めてしまいます。結果、癌(がん)が大きくなったり、転移したりしてしまうのです。しかし、プラセンタのある成分を用いることで異常な血管新生を抑制できることがわかりました。癌(がん)に対する血管新生を抑制することで、癌(がん)治療に役立てることができるのです。

癌(がん)免疫

一度癌(がん)になると二度と同じ癌(がん)にならないということがマウスの実験で証明されています。実験用マウスに癌(がん)細胞を埋め込み、大きくなった腫瘍を外科手術で取り除くと、マウスは助かるのですが、この癌(がん)細胞を別のマウスに埋め込むと癌(がん)になり死んでしまいます。しかし、一度治ってしまったマウスに、再び同じ癌(がん)細胞を埋めても、同じ癌(がん)には二度とかかりません。あらかじめ癌(がん)抗原をワクチンとして打てば癌(がん)にならずに済むのではないか? これが癌(がん)免疫という学問の始まりです。

癌(がん)化した細胞には癌(がん)抗原があり、癌(がん)抗原を投与すると免疫反応を起こし拒絶します。そして、癌(がん)の目印が提示され、キラーT細胞が癌(がん)細胞を攻撃します。癌(がん)抗原を投与して治療した場合、活性化されたキラーT細胞が、癌(がん)細胞を攻撃しますが、癌(がん)細胞だけでなく、正常な細胞まで攻撃するため、副作用がでてしまいます。一方、プラセンタは、癌(がん)細胞にだけ特化して攻撃ができるので、副作用なしで治療を行うことができます。

実験で、プラセンタを2週間マウスに与えてみると細胞表面に抗原が多く現れて、キラーT細胞が癌(がん)細胞を攻撃しやすくなりました。これは、プラセンタによって抗原提示能力が高まったためだといえます。さらに、抗原提示能力が癌(がん)の縮小に繋がるのかを示すため、マウスの背中(左右2箇所)に癌(がん)細胞を埋め込む実験も行いました。2箇所の内左側にだけプラセンタを投与すると、最初に投与した左側が縮小され、次に投与しなかった右側の癌(がん)細胞も縮小されました。これは抗原提示能力が高まったために、キラーT細胞が癌(がん)細胞を見つけて攻撃したことを示しています。

樹状細胞ワクチン療法

正常なマウスから血液を採取し、そこにある樹状細胞をシャーレで培養し、断片化プラセンタを与える実験です。試験管でプラセンタを取り込ませた樹状細胞がさまざまな目印をかざしている状態でマウスに戻し、癌(がん)を植え付ける実験を行いました。そうすると、癌(がん)を拒絶することができました。癌(がん)を植えているにも関わらず、癌(がん)を寄せつけることがなく、予防接種のような役割がみられたのです。しかもこの実験では、1種類だけでなく、2種類目の癌(がん)にまで予防効果があることがわかりました。今後、癌(がん)やそのほかの病気を予防する効果が期待されています。

医薬品は、開発に長い時間がかかりますし、副作用が伴います。癌(がん)が発見されてから与える医薬品では、癌(がん)撲滅に繋がらないと考えます。癌(がん)になる前から、きちんと予防していくことこそが癌(がん)の撲滅に大切なのです。こういった視点から予防医学をテーマに掲げ、今後も研究を進めて行きたいと思っています。

団克昭博士プラセンタ特別講演会を受講して

今回の講演会は、プラセンタの研究成果だけでなく、現代病にまつわる興味深いお話も盛り込まれていました。どの現代病も、いつ自分が患ってもおかしくない病気だと痛感しました。今の生活習慣や自分の健康について考えることができ、有意義な時間を過ごすことができました。初めての方も大勢いらっしゃいましたので、まだ団博士の講演を聞いたことのない方も気軽に参加してみてください。

プラセンタとがんの関係について研究が進んでいます

プラセンタ講演会
美容業界で名前を聞くことの多い「プラセンタ」ですが、実は医療業界からも注目が集まっています。
新しい時代の医療の分野で、今後プラセンタの活躍が期待されています。

薬以外の選択肢を知ることで、自分らしい治療の実現に役立つ可能性があります。

プラセンタ講演会

一般社団法人 国際抗加齢免疫医学学会
理事長 団 克昭博士
プラセンタ講演会レポートバックナンバー

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団 克昭博士によるプラセンタ特別講演会
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参加は無料です。しつこい勧誘なども一切ございませんので、お気軽にご参加ください。

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