更年期障害の予防と改善にはイソフラボン!

「更年期」とは、「閉経(月経が1年間起こらないとき)」をはさんだ前後5年間の計10年間の期間を指します。女性は、40~45歳に卵子の老化が急激に進み、卵子数が減少するとされています。更年期障害は、女性ホルモン(エストロゲン)との関係が強く、個人差はあるものの様々な症状が出てきます。今回は、プラセンタ特別講演会で紹介された「更年期障害」についてお伝えします。

 

更年期障害の症状

加齢によるエストロゲン欠乏症状には、月経症、自律神経失調症状、ほてり、のぼせ、多汗、めまい、精神神経失調症状などがあります。更年期に差し掛かるまでは、脳の指令によってエストロゲンを分泌できていましたが、更年期になると脳の指令でエストロゲンを分泌できなくなり、ストレスが生じるというメカニズムです。その結果、頭痛、めまい、イライラ、肩こり、耳鳴り、動悸などの症状が出てしまうのです。

 

更年期障害の治療法には、「ホルモン補充療法」「漢方療法」「向精神薬」「カウンセリング(心理療法)」などがあります。ホルモン補充療法は、有効性が高い一方で副作用が懸念されており、漢方は、副作用が少ないのが利点ですが効果がはっきり出にくいという側面を持っています。また、向精神薬を処方する医師もいますが、有効性は認められているものの副作用があります。カウンセリングは、更年期に対して抵抗を感じている患者自身の心に寄り添いながら改善を目指す心理療法です。

更年期障害

更年期障害の対策

ホットフラッシュを気にしないようにする。

汗の対策をする。

マッサージや食事などを活かし、温活をして身体を温める。

あまり考えすぎず、おおらかな生活を心がける。

肩こりや腰痛を放置しない。

髪型や帽子などに気をつける。頭を締めつけないようにして脳の血流を良くして頭痛を予防する。

良質な睡眠をとる。生活リズムを整える。

善玉コレステロールを増やす。

適度な運動をする

ストレスを溜め込まないようにする

栄養バランスに気をつける。

 

さらに、症状の重症化を抑えたり、予防したりするためには、高血圧や肥満にならないことが大切です。自分の健康をチェックし、体重、血圧、基礎体温の正常値を知っておくことが大切です。個人差があるため、ほかの人と比べるのではなく、自分自身の正常値を把握するようにしましょう。そして、年齢を重ねたら定期的に検査を受けるようにしてください。

 

イソフラボンの効果

女性ホルモン様作用を持つ「イソフラボン」という成分があります。女性ホルモンとよく似た形をしており、細胞に女性ホルモンが入ってきたと錯覚させ、女性ホルモンのような働きをします。イソフラボンには、味噌などに含まれる「アグリコン型」や大豆・豆腐・納豆などに含まれる「グリコシド型」があり、アグリコン型の方が体に吸収されやすいと考えられています。イソフラボンの配合量は、味噌汁1杯で含有量が6mg程度です。大豆系に多く含まれるほか、豆腐、醤油、揚げ、枝豆、湯葉、きなこ、もやし、サヤマメなどのマメ科に含まれています。

更年期障害, イソフラボン

イソフラボンは、腸内で「エクオール」に変換されて初めて効果を発揮します。イソフラボンの効果を発揮するためには、腸内免疫が大切なのです。しかし、腸内細菌によってエクオールに変換できない人が多く存在するというデータが出ています。本来、日本人は外国人よりもエクオールに変換できる割合が高かったのですが、近年はエクオールに変換できない人が増加しています。その原因には、食生活の欧米化などが挙げられています。特に、10代にエクオールを作られない人が多く、日本人の豆類の摂取量に関しても、若い世代が少ないことが分かっています。大豆食品を食べるとエクオールの産生能が上がるとされているため、大豆食品を食べることが大切です。

 

イソフラボンの過剰摂取に要注意

ここで注意していただきたいのが、イソフラボンの過剰摂取です。植物エストロゲン様物質の摂りすぎは、本物のエストロゲン分泌物質の働きを阻害するというデータがあるため、摂りすぎは好ましくありません。本物のエストロゲンを受け取るリセプターに、エストロゲン様物質が先回りしてしまうと、体が勘違いしてエストロゲンを分泌しなくなってしまうのです。体のバランスを整え、エストロゲンの分泌を促すことが大切です。

 

更年期障害は、女性だけの問題ではありません。近年は男性にも起こりうるものとして注目されています。男性の場合は、男性ホルモン(テストステロン)が減少して、やる気がなくなったり、イライラしたりするなどの症状が引き起こされます。女性も男性も、更年期障害の対策をすることが大切なのです。

(ライター:南條祐弥)

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