歳を重ね始めた人こそ考えたい「朝食は抜いて飲む」暮らし

朝の青汁

“intermittent fasting”という言葉を聞いたことはありますか?
直訳すると、「断続的な断食」となります。

つまり、修行僧のように二週間、一ヶ月のあいだ水以外一切口にしない、という激しい断食ではなく、短い断食を継続的に行う方法です。

intermittent fastingは、体調を改善したり、からだを若返らせる方法として、今世界じゅうで注目を浴びています。

現代の先進国では、「飢える」ということはほとんどなくなりました。
ダイエットが人々の大きな興味関心ごとになって久しいことからも言えるように、「健康のためにしっかり食べる」という時代から、「いかに食べるか」「いかに食べないか」ということを考える時代へ変わったのではないでしょうか。

私の朝食抜き生活

私の朝食抜き生活
実は私も、ここ数年は朝食を抜いています。

万年ダイエッターな私は、食べることが大好き。
これまであらゆるダイエットを試してきましたが、食事制限も運動も長続きしませんでした。

痛くない胃カメラを撮りに行ったら思いがけずいい先生で。」の記事でも紹介したように、食べ過ぎがたたって病院に行くほど・・・

自分の年齢も考えて、脂っこいものはほどほどにしないといけないなと思います。

そんな私が自然と続いているのが「朝食抜き」。

これまで何十年、「朝ごはんを食べないのは体に悪い」と思い込んできました。
でもこの数年、朝にあまりお腹が空かなくなってきたのです。

ちょうどプチ断食がブームになったことも手伝って、無理に食べることもないかと朝ごはんをやめてみました。
そもそも、朝は家事に追われてゆっくりご飯を食べる時間がなかったのですが。

厳密に言うと、朝起きがけに一杯の常温水を飲み、家事が一段落したところで青汁や自家製の甘酒を飲んで出掛けます。
固形物ではなく液体を少しいれておくことで、お昼までお腹が持ちますし、腸がうまく起き出してくれる気がしています。

健康面のメリット

健康面のメリット
朝食抜き生活を初めて、自然と健康面のメリットを感じるようになりました。

午前中に頭が冴える

午前10時〜11時頃から、空腹を感じます。
お腹が空くと、頭がクリアになって思考が冴えてきます。

おかげで、午前のミーティングを有意義に行えるようになりました。

朝のお通じを助けてくれる

朝は腸が排泄モードになっています。
まだ消化が終わっておらず、空腹を感じていない食べ物をさらに押し込むと、私の場合はかえって便秘になってしまいます。

そこで液体で少し腸を刺激してやることで、眠っていた腸を起こし、ズムーズに排泄を行うことができています。

自然と16時間断食ができる

この年になると(54歳)、消化に時間がかかるようになります。
一日に必要な熱量も、若い頃より少なくていいのです。

体力の衰えは肌で感じることができても、内臓の衰えはなかなか気づきにくいもの。

意識して、胃腸も休ませてやる必要があります。
とはいえ、丸一日なにも食べないというのは気持ちの面でも大変です。

そこで眠っている時間を利用して朝食抜き断食をすると、次の昼食までに自然と16時間ほどのインターバルができるので、無理なくプチ断食を行うことができます。

注意点

注意点
一方で「朝ごはんを食べないなんて、健康に悪い!」という意見も多くあります。

確かに、朝食抜きの生活に向く人とそうでない人がいることも事実で、向いている人でもやり方次第では体調を崩しかねません。

栄養摂取不足

普段から少食の方や、子どもが朝食抜きをすると、全体のエネルギー不足に陥る可能性があります。
食事と食事のあいだがあきすぎると、次の食事の際に血糖値が急激にあがったり、もっと悪い場合は「低血糖症」になる可能性もあるので十分に注意しましょう。

病気の方には向かない

また、朝食抜きに向かない状態もあります。
糖尿病、高血圧の方や、妊娠・授乳中の女性も朝食を摂ることが推奨されています。
自分の健康状態をかんがみて、検討しましょう。

昼食時の食べ過ぎ

前の晩からなにも食べていないことで空腹になりすぎてしまい、昼食時に食べすぎてしまっては意味がありません。
特に、ラーメンや丼ものなどを短時間で詰め込むように食べてしまうと、一気に血糖値が上昇してしまいます。
昼食時は適正量を、できれば野菜から口にするようにしましょう。

あまりに空腹を感じる場合は、あるいは「朝食抜き」スタイルは向いていない体質なのかもしれません。

水分不足

何も口にしない=何も飲まない、ということではありません。
食事から水分を摂らないぶん、かえって水分は積極的に摂りましょう。

特に朝はからだが脱水状態にあります。
お白湯、もしくは常温の水でからだを潤しましょう。

健康的な朝食の定義は、人それぞれ!

健康的な朝食
私の場合は「朝食抜き」が合っていましたが、もちろん個人差があります。
うちの家族の中でも、体質はさまざまです。

例えば、長女の場合は「朝食を摂らないとかえって体調が悪い」と言います。
ただ彼女の場合は朝から塩分を摂る気にはなれないらしく、たいてい果物とコーヒー、そしてシリアルやナッツを食べています。
息子、夫はパン食ですが、朝食をしっかり摂るほうが排泄がうまくいくそうです。

また、次女の場合は夜に炭水化物を摂らないかわりに、朝はしっかりご飯を食べて心身ともにパワーチャージして仕事に出かけます。

ランチだけ糖質制限をする、というやり方もありますね。

このように、誰にでも当てはまる健康法はありません。
また、同じ人間でも年齢やその時の体調によって変わります。

情報だけに振り回されることなく、その時の自分のからだの声を聞けるようにしたいですね。

ここだけの話ですが、私もたまに美味しいパンたっぷりの朝食をいただく日もありますよ〜
無理なく、楽しんで、こころとからだのバランスを大切に。がモットーです!

(私=田中三紀子、ライター:陽月深尋)

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