あなたは疲労が溜まったとき、どのようにして疲れをとっていますか?
もしかしたら、当たり前に行っているリフレッシュ法が間違っているかもしれません。
方法を間違えれば、疲労回復どころか、疲労を蓄積してしまう可能性があるそうです。
今回は、プラセンタ特別講演会で紹介された「疲労回復法」をご紹介します。
ご自身の生活習慣に当てはめて、ぜひご自身の健康管理にお役立ていただければと思います。
生活習慣の見直しが大切です
まず、よく行われがちな疲労回復方法を、正しいのか誤っているのか「〇(正しい)」「×(誤り)」「△(場合による)」で判定してみました。
その結果、日頃の行為が疲労に繋がっているケースがあることが分かったのです。
- 深夜にカフェイン飲料で眠気を解消する。
→×(理由:覚醒作用で麻痺させて疲れを感じないようにするだけで、根本治療にはなりません。) - 疲れたときには焼肉でパワーチャージする。
→×(理由:消化に負担がかかってしまい、内臓疲労に繋がります。) - 疲労回復にアミノ酸飲料
→△(理由:飲み方によっては体のバランスを崩してしまうことがあります。) - 疲れたら酸っぱい物を食べる。
→〇(理由:クエン酸がエネルギーを作るのに役立ってくれます。) - 毎日仕事帰りにジムに通い、ストレス発散する。
→△(理由:仕事終わり(寝る直前)に運動をしすぎると、覚醒して不眠に繋がるケースがあります。) - 熱いお風呂に入り、汗を流してリフレッシュする。
→×(理由:温度が高すぎるお湯につかると、かえって疲労が溜まるので注意しましょう。) - 近くの公園で森林浴をする。
→〇(理由:森林浴効果は疲労回復に効果があるとされています。) - 休みの日は趣味三昧
→△(理由:夢中になってしまい、疲労していないと脳が錯覚してしまう恐れがあります。)
食事や睡眠、疲労回復のために大切なこと
●疲労回復に役立つ食事
ビタミン系やクエン酸などがよく挙げられますが、最近では「インタゾールペプチド」が疲労回復の役に立つと注目されています。
特に鶏胸肉やササミ、カツオやマグロ、クジラなどには多く含まれています。
また、過労や疲労の予防に役立つ物質として、「フルスルチナミン」や「アスコルビン酸」などがあります。
研究を進めると、疲労には抗酸化や神経伝達物質が重要と分かってきました。今後、疲労を蓄積させず、病気を予防できればと考えています。
●正しい睡眠をとるために
- 朝30分は太陽の光を浴びる。
- 夜間に強い光(スマートフォンやパソコンの光など)を見ない。
- 寝室の照明は暗くする。
- 寝酒はしない。
- 寝る2~3時間前に軽い運動をする。
- 入浴は寝る1~2時間前までに済ませる。
- 食事は寝る2時間前までに済ませる。
その他、自分なりの入眠できる儀式(行為)を見つけるのも手段のひとつといえるでしょう。
その行動をとれば眠れるというポイントを持つことで、スムーズに入眠できるからです。
睡眠薬に頼ることは極力控え、生活習慣を見直すことをお勧めます。
そして、疲労には姿勢も関係しているとされているため、立ち方に気をつけてみてください。
壁にかかとを付けて直立した際に、5箇所(頭、肩、尻、ふくらはぎ、かかと)が壁に接しているかを確認して、正しい姿勢を覚えましょう。
猫背になると肺が圧迫されて呼吸が浅くなります。
姿勢を正すだけでも体質が改善されると考えられています。
疲れをとるには、毎日の積み重ねが大切です。
自分の体を理解し、十分な栄養と休息をとるように心がけてください。
その日の疲れをその日のうちに回復できれば、生活がより充実するでしょう。
(ライター:南條祐弥)