プラセンタ療法の情報が満載!『医師たちが選んだプラセンタ療法』

プラセンタとは「胎盤」という臓器のこと。プラセンタには、蛋白質、アミノ酸、核酸、酵素、必要な水分を保つムコ多糖体、成長因子などを含み、新陳代謝を促します。そのほか、体の調子を整えるミネラルやビタミンなど三大栄養素の働きをスムーズにしたり、エネルギーとなる脂質、脳や神経系の働きに必要な糖質が含まれていたり、体に足りないものを補ってくれます。

このような豊富な栄養成分が含まれているのは、人の胎盤でも同じです。

今回は、プラセンタ特別講演会で紹介された書籍『医師たちが選んだプラセンタ療法』から、いくつかのプラセンタ療法の情報を紹介します。興味がある人は、ぜひ書籍を手に取ってみてくださいね。

『医師たちが選んだプラセンタ療法』が発刊

『医師たちが選んだプラセンタ療法』(出版年月日2017年5月15日)が発刊されました。本書は、プラセンタ療法を取り組んでいる医師たちの情報を集めたものです。今回は、そこに掲載されている臨床データから、いくつかのデータを抜粋してご紹介いたします。

プラセンタ療法の実績(プラセンタ注射薬の薬理作用報告)

アレルギー反応

本書では、プラセンタ療法としてアレルギー反応(アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくや花粉症など)にも効果があると記されています

更年期障害

婦人科系の症状として更年期障害がよく話題になりますが、ひとくくりで更年期障害といっても、症状はさまざまです。男性にも起こりうることで、近年は若年発症も問題視されており、国民病と考えられつつあります。しかし、プラセンタはこういった症状を軽減する効果があると紹介されていました。

自己免疫疾患

自己免疫疾患のひとつ関節リュウマチにも効果がありました。

肝機能の改善

ヒトプラセンタは肝機能の改善として薬品認定されているものがあり、実際に肝臓によい影響を与えるとされています。肝炎には、ウイルス感染のものが多いですが、アルコールの大量摂取や精神面が原因で肝臓が疲れると肝硬変や肝臓癌になるので注意が必要です。プラセンタは肝機能の重症化を防いでくれます。

自律神経失調症

精神面の病気である鬱病や不眠症は、自律神経失調症という交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態です。意欲低下、気分の変調、集中力や記憶力の低下、憂鬱になったり不安感に襲われたりします。具体的な症状には頭痛、肩こり、息苦しさ、動悸、手足のしびれ、全身の倦怠感、めまい、微熱、食欲不振、不眠などさまざまです。これらをプラセンタは軽減してくれます。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症という神経を圧迫し血流が悪くなり、しびれて動けなくなるような病気があります。この病気についても、ヒトプラセンタを腰に7~8回注射を打つと症状が改善しました。また、膝が痛い人にも有効だったと結果があります。ヘルニア、肩こり、腰痛にも効果があったとされています。

癌に関しても、癌治療を行ったときの生活の質(QOL)の低下を緩和してくれるというデータがあります。癌治療を行うと、抗がん剤による副作用(吐き気、アレルギー反応、血圧低下、不整脈、呼吸困難など)が早い段階で表れ、数週間のうちに口内炎などができやすくなり、髪が抜けていきます。さらに、検査の影響で肝機能、腎機能、心機能が低下したり、血液系の有効成分が減少したりすることが心配されています。しかし、プラセンタはこれらの副作用も軽減してくれるとされているのです。

プラセンタ療法の可能性

『医師たちが選んだプラセンタ療法』には、数多くの臨床結果が紹介されており、プラセンタには自律神経調整作用、ホルモン調整作用、免疫力調整作用、基礎代謝向上作用、抗炎症作用、解毒作用、抗酸化作用、抗疲労作用、血行促進作用があると考えられています。

プラセンタ療法の可能性は、まだまだ未知な部分もあり、研究が進められています。研究が進めば、病気にならない体づくりに繋がり、健康寿命が延びることが期待できます。

今後、プラセンタ療法の発展にますます注目が集まることでしょう。ご興味ある方は、書籍『医師たちが選んだプラセンタ療法』をお読みいただき、理解を深めていただければと思います。

(ライター:南條祐弥)

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