癌(がん)の部位によって違う!? 10年生存率とは?

10年生存率

以前から、癌(がん)は治療開始から5年の間に再発していなければ、比較的安全だといわれていました。

しかし、国立がん研究センターは、本当にそれが正しいのかを調べるためにデータを蓄積し、癌(がん)に関する「10年生存率」というデータを公表しました。

今回は、プラセンタ特別講演会でも紹介された「癌(がん)の部位別生存率」についてお伝えいたします。

部位によって生存率が異なります。早期発見すれば生存率が高まることも。

早期発見
癌(がん)が発見されたステージを初期である「1期」から末期の「4期」までに分類し、癌(がん)として発見されたステージごとに5年後と10年後でどのように生存率が変化したかを検証。

その結果、個体間で差が見られるものの、以下のことが分かりました。

・食道癌(がん)

初期に発見されれば、内視鏡の治療でほぼ根治が可能と考えられます。

・胃癌(がん)

5年後と10年後の生存率はほぼ同じでした。

このことから、胃癌(がん)は5年を過ぎれば安心できる癌(がん)だといえるでしょう。

・大腸癌(がん)

女性が患う癌(がん)1位である大腸癌(がん)は、発見が遅れやすい癌(がん)のひとつです。

そのため、生存率が下がる傾向はありますが、5年後と10年後の生存率はあまり変わりませんでした。

・乳癌(がん)

乳癌(がん)は、陽性タイプの場合は有効な薬がありますが、女性の性周期が影響される癌(がん)です。

近年、女性の早熟と出産をしない選択をする人が増えたことで、一生における生理の回数が多くなったといわれています。
生理のある期間中は女性ホルモンが高く、その期間が長ければ長いほど乳癌(がん)になりやすいとされています。

・肺癌(がん)

早期で見つかった場合は、10年後の生存率が69.3%と高い数値をマークするのですが、2期で見つかると生存率が大幅に減少します。

早期に見つかれば助かる確率が高い特徴を持つ癌(がん)です。

・肝臓癌(がん)

肝臓癌(がん)は、肝炎ウイルスが原因です。

抗ウイルス治療が進歩したおかげで、生存率は上昇傾向にあります。

しかし、非ウイルス性(脂肪肝が悪化して肝臓癌(がん)になったケース)の治療は難しく、患者数が増えてきているのが現状です。

・胆嚢癌(がん)と膵臓癌(がん)

胆嚢癌(がん)と膵臓癌(がん)は発見が遅れがちなのが問題です。
膵臓癌(がん)は1年間で7割の人が亡くなってしまうというデータが出ています。

・前立腺癌(がん)

前立腺癌(がん)は進行が遅いため、1期~3期に発見されれば生存率はほぼ100%と高い数値をキープしていました。

・子宮癌(がん)

子宮癌(がん)は5年後と10年後では生存率に大きな差はありませんでした。

このように、癌(がん)は部位によって生存率が異なることが分かりました。個人差はあるものの、このデータは今後の癌(がん)治療への活用が期待できると考えられます。

プラセンタとがんの関係について研究が進んでいます

プラセンタ講演会
美容業界で名前を聞くことの多い「プラセンタ」ですが、実は医療業界からも注目が集まっています。
新しい時代の医療の分野で、今後プラセンタの活躍が期待されています。

薬以外の選択肢を知ることで、自分らしい治療の実現に役立つ可能性があります。

プラセンタ講演会

一般社団法人 国際抗加齢免疫医学学会
理事長 団 克昭博士
プラセンタ講演会レポートバックナンバー

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(ライター:南條祐弥)

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