活性酸素の役割と危険性

「活性酸素」は、「スーパーオキシド」「過酸化水素」「ヒドロキシラジカル」「一重項酸素」などの総称です。活性酸素を除去する能力が体にはあり、例えばスーパーオキシドに対する「SOD」、過酸化水素に対する「カタラーゼ」、ヒドロキシラジカルに対する「グルタチオン」、一重項酸素に対する「カロテノイド類」が活性酸素を除去したり無害にしたりする能力に当たります。

紫外線などの生活環境によって発生する活性酸素は、悪者扱いされがちですが、単に取り除けばいいという簡単なものではありません。なぜなら、白血球から分泌される活性酸素は外来微生物やウイルスに反応して酸化反応を起こし、微生物やウイルスを働かせなくするという免疫能力をもっているからです。そのため、むやみに活性酸素をなくすべきではありません。

今回は、プラセンタ特別講演会で紹介された「活性酸素の役割と危険性」についてお伝えします。

 

心拍数と寿命の関係

呼吸するだけで活性酸素は作り出されており、呼吸で取り込まれた酸素の約2%は活性酸素になるとされています。活性酸素は生きている限りゼロにはできません。そもそも、ゼロにするべきではないのです。酸化反応によってカラダが錆びつくといわれているため、過剰な活性酸素は好ましくありませんが、必要量はあります。

心拍数から寿命を逆算してみると、心拍数が多い生き物は寿命が短いと考えることができます。人間の心拍数と寿命の関係性に着目して、85歳まで生きられる人の割合を調べてみました。

1分間の心拍数が60回未満の人を100%としたとき、少し心拍が早い人(1分間の心拍数が60~80回)が85歳まで生きられる割合は86%でした。さらに心拍が早い人(1分間の心拍数が80回を超える)の場合は58%の人しか85歳まで生きられませんでした。このことから、心拍数から寿命を予測できるといえます。

アスリートの心拍数は、競技中は早くても、日常生活を送るときは穏やかな人が多いです。心拍数と運動の関係性もデータが集められており、運動不足の人でも運動習慣をつければ心臓が鍛えられてアスリートのような体質になることが可能とされています。

過剰な活性酸素の危険性

過剰な活性酸素を発生させる要因には、大量のお酒を飲んだり、煙草を吸ったり、加工食品や脂っこいものを食べたりすることのほか、激しい運動、ストレス、大気汚染、紫外線、大量の薬の服用などが挙げられます。脂質が活性酸素に反応すると過酸化脂質になります。蛋白質も変性し、酵素は働きを失い、遺伝子のエラーが起こり癌化や老化に繋がります。そのうえ、細胞膜などに傷がつくと心筋梗塞などの三大疾病に繋がりかねません。

脂肪肝の人が呼吸をして体内に酸素が入ったとき、生活習慣でストレスが付加されると肝臓の活性酸素が増えます。その結果、肝臓の脂質が酸化されて有害物質に変化し、血管の動脈硬化が進むことで全身の老化に拍車をかけるという事態に陥ります。通常の呼吸は、健康な体では問題がなくても、弱っている臓器には大きな問題になることがあるのです。

活性酸素は、肌細胞や髪細胞、悪玉コレステロールなどにも影響をおよぼします。肌細胞で活性酸素による酸化反応が起これば、再生機能が失われて肌の老化に繋がります。また、髪の毛の場合は、ツヤが失われてキューティクルが剥がれるなどの原因で修復機能が低下し、白髪や脱毛になると考えられています。筋肉の基礎代謝を低下させることで、太りやすい体質になったり、悪玉コレステロールを血管内に付着しやすくして、動脈硬化や心筋梗塞に繋がったりすることもあります。

活性酸素は体中に存在しており、悪いところに入ってしまうと悪化の方向に加速してしまうため、活性酸素による悪い影響は、全身どこでも起こる可能性があります。酸化反応を防ぐためには、抵抗力・抗酸化力を高めることが大切でしょう。

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