ミトコンドリアを増やすメリット・デメリット

「ミトコンドリア」は、細胞の中にある小器官です。老化、がん、生活習慣病に関わるエネルギー工場であるといわれています。ミトコンドリアは、ひとつの細胞に数百~数千も存在しており、細胞の内膜と外膜に含まれています。今回は、プラセンタ特別講演会で紹介された「ミトコンドリアを増やすメリット・デメリット」についてお伝えします。

ミトコンドリアの役割

エネルギー産生が主な役割で、生活習慣病やがんだけでなく、アルツハイマー型認知症にも関係していることがわかりつつあります。ミトコンドリアは人間とは別の生物であり、ミトコンドリア同士で結合したり、分裂したりを繰り返しながら、人間と共生しているのです。ミトコンドリアは、人間の発展には欠かせない存在といえるでしょう。

ミトコンドリアにはデメリットもある!

ミトコンドリアを増やせば、基礎代謝が上がり体温が高くなります。免疫力も高くなり太りにくい体になります。ただ単に痩せるのではなく、スタイルが良い状態をキープできるのも魅力でしょう。ロコモティブシンドローム対策にも繋がり、ミトコンドリアを増やすことは体に良い影響を与えるとされています。

しかし、ミトコンドリアの増加によって引き起こされる弊害もあります。それは、活性酸素が発生してしまうことです。効率のいい元気なミトコンドリアをいかにつくるかが鍵なのですが、ミトコンドリアだけを作り出すのではなく、抗酸化力を高めることも大切でしょう。

あらゆるストレスで作られる活性酸素は、呼吸をするだけでも発生するので、完全にゼロにすることはできません。そのため、過剰に発生させないようにするなどの、コントロールが重要です。ミトコンドリアを暴走させないためにも、過度な運動ではなく適度な運動を心がけましょう。

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